本当は辛い気持ちを抱えている主人公。

でも、みんなと一緒にいる時だけは辛い気持ちだって忘れることができます。

ある意味"現実逃避"なのかもしれません。

しかし、例え現実逃避だったとしても、一人でずっと落ち込んでいるよりは精神的に良いのでしょう。

ここの歌詞で「私らしくいられる」「ありのままを受け止めてくれる」といっていますね。

ということは、この主人公は日常生活で本当の自分を出せずにいるのでしょう。

学校や会社などで"取り繕った自分"を演じなくてはいけない状況なのです。

だからきっと悩みごとも多いのだと思います。

しかし、そんな状況でもみんなの前では笑顔を取り戻すことができる主人公。

きっと、それだけみんなから多くのパワーをもらっているのだと推測できます。

2番~ラストの歌詞

急にうかない顔を見せた仲間

うかない顔して 急にどうしたの?
辛いことがあるなら何でも話して

出典: Together/作詞:Kana Nishino 作曲:Shinquo Ogura

みんなで楽しく話している中、仲間のうちの一人がうかない顔をしていました。

どうやら主人公と同じように、何かの悩みごとを抱えているようです。

「急にどうしたの?」といっているので、きっと会ったばかりの時は元気にしていたのでしょう。

しかし、色々な話を聞く中で嫌なことを思い出して、いきなり暗い顔になってしまった。

ここの歌詞は、そんな様子を描いているのだと思います。

元気のない仲間に対して、主人公や周りの仲間たちは力になりたいと思ったようです。

なぜ落ち込んでいるのか、その理由を聞き出そうとしています。

落ち込む仲間に主人公たちがかけた言葉とは?

泣きたい時だって ほら顔あげてみて
心配ないよ みんなが側にいるよ

出典: Together/作詞:Kana Nishino 作曲:Shinquo Ogura

仲間の悩みごとを聞いた主人公やみんなは「側にいるよ」といって励まします。

きっとこの落ち込んでいる仲間も主人公と同じようにみんなといると心が癒されるのでしょう。

それを分かっているから、最も安心できる「側にいるよ」という言葉をかけたのだと思います。

相手のことをよく知っているからこそ、ベストな言葉をかけることができるのでしょうね。

深い絆で結ばれている仲間たち

不安な明日は一緒に超えればいい
みんながいれば怖くないから

出典: Together/作詞:Kana Nishino 作曲:Shinquo Ogura

一人では乗り越えられないような辛いことでも、仲間と一緒だったら乗り越えられる。

主人公を含め、ここにいる仲間は全員そう思っているのです。

だから、落ち込んでいる仲間に寄り添おうとしています。

とても深い絆で結ばれている仲間たちなのでしょうね。

思いやりのある言葉をかける主人公

(※)繋いだ手を離さないで
このままずっと笑い合えば
涙も悲しみもすべて
忘れる事できるでしょ
君らしくいてほしい
何も無理する事ないよ
ありのままの君を知ってる
みんな君が大好きだよ

出典: Together/作詞:Kana Nishino 作曲:Shinquo Ogura

いつもは本当の自分を見せないでいる主人公。

みんなと会った時だけ、主人公は自分らしさを解放することができています。

だから、この落ち込んでいる仲間にも"自分らしくいていいんだよ"と声をかけているのでしょう。

本当の自分を隠して無理をするのは苦しい。

その苦しい思いを大事な仲間がしているのであれば、少しでも癒してあげたい。

主人公はきっとそう思っているのでしょうね。

仲間に対して、とても思いやりのある言葉をかけていることが読み取れます。

"必ず報いはある"と言い聞かせる主人公

うまくいかないことだってたまにあるよ
きっとその次には良い事が待ってる

出典: Together/作詞:Kana Nishino 作曲:Shinquo Ogura

良い事だらけの人生を送っている人なんて限られています。

大抵の人は良い事だけじゃなく、悲しいことや苦しいことだって体験するものです。

ですが、この主人公は「辛い経験をしたらその後は必ず報いがある」と信じています。

そうやって仲間にも言い聞かせて、元気になるように励ましているのでしょう。

例え離れていても…