時間が流れた今、思い出したい記憶
失くしてしまうには寂しすぎる日々
やあやあ 今日までお疲れさん
沢山時間が流れたね
少しばかり寂しいから
ちょっと遡ってみようか
出典: 君の映画のエンドロールに/作詞:sui 作曲:sui
suiの作る楽曲の大きな特徴の1つに、「誰もが共感してしまうような歌詞」が挙げられます。
ポップな曲調にのせ、体がリズムを刻んでしまいそうな楽曲も多く、若い世代を中心に大人気に。
本楽曲は、まるで自分の身近に起こっているようなストーリーに、思わず想いを馳せてしまいそうになります。
今までは忘れていたあの輝かしい日々のことを、振り返りながら聴いてみてくださいね。
本楽曲の主人公も、同じ場所に立ち、同じ時間を過ごしてきた相手に語りかけるように歌い始めます。
手に取るように近くにある「思い出」たちも、いずれは風化してしまう……。
そんなことがわかっているからこそ、2人で辿った道を2人で振り返っておきたいのです。
写真を見ながら思い返す
ねえねえ 色んな写真にさ
「少し昔」が残ってるから
拾い集めに行こうか
この音に乗せて yeah
出典: 君の映画のエンドロールに/作詞:sui 作曲:sui
2人で撮った写真を見返していると、まるで昨日のことのように思い出が鮮明に浮かび上がってきます。
思わず笑みがこぼれそうな楽しい思い出も、悔しさが残る日の思い出も、手に取るように近くに感じられます。
しかしそれらは、写真の枠に収まったまま決して外には出てきません。
だからこそ、写真を眺めながら思い出話をしよう……。
そう、あの日のことを語り合うだけで、簡単に心は思い出の中を旅することができるのです。
どこか懐かしく、心躍り出しそうな音楽に乗せれば、話が尽きることもありません。
思い出を振り返って
君と過ごした数年間
さあさあ それでは始めようか
幾年の日々を過ごしたね
思い出の記憶を辿って
ちょっと遡ってみようか
出典: 君の映画のエンドロールに/作詞:sui 作曲:sui
君と僕が過ごしたのは、これから過ごすであろう長い人生の中のたった数年間の出来事です。
しかしその中にはこれでもかというほど思い出が詰まっています。
これからは別々の道を歩み、気軽に顔を合わせることができなくなる君。
毎日当たり前のように隣にいた存在が、いつしか成長した姿で前を向いて歩いていることに気がつきます。
そして僕自身も同じように、これからの未来をまっすぐに見つめている……。
今日は来たる別れのための準備の日。
これまでの楽しさや悲しさ、そして感謝を伝え合う最後の日です。
不思議な魔法とは
ねえねえ 色んな思い出で
ひとつ映画を作ってみようか
2分ちょっぴりの映画が
不思議な魔法 かけてくれる
出典: 君の映画のエンドロールに/作詞:sui 作曲:sui
君と僕が歩んできた数年間は、映画にすればたった2分ほどの短いものになるでしょう。
映画館でふと目をそらせば、過ぎ去ってしまうかのようなわずかな時間……。
他の誰かにとってはよくある「2分」でも、君と僕にとってはかけがえのない「2分」のはずです。
そして、この「君の映画のエンドロールに」も、2分と少しで出来ている楽曲。
この楽曲の始めから最後までの間に、君と僕の思い出がギュッと詰め込まれているのです。
その映画を見ていると、まるであの時に戻ったかのように記憶が巻き戻ります。
笑顔も涙もあの時のまま、手に取るように近くにある……それはまるで魔法のよう。
君と過ごした日々は永遠に帰ってはこないけれど、いつだって思い出せるように胸の中にしまってあります。
その輝きが色褪せないのは、この映画にかけられた「不思議な魔法」のおかげです。
二度と戻れない感情
僕らの目まぐるしい物語に
きっと誰もが笑って涙して
微笑んでいくのさ
二度と戻れない感情は片付けて
明るい陽気な音色に合わせて
映画が幕を開けるのさ
出典: 君の映画のエンドロールに/作詞:sui 作曲:sui