歌詞の1行目には男性の気持ちが表現されています。
嫉妬する女性が「可愛いい」と述べています。
この感情からも男性が女性に好意があることが感じられるのではないでしょうか。
拗ねている様子を見て、また愛に気がついたのかもしれません。
そして歌詞の2行目からは二人の想いになっています。
店をでてどこかへ向かう二人。
歌詞の2行目では全く迷わずに、どこかへ一直線へ向かうことが伝わってくるのではないでしょうか。
ここではどこへ行くかは描かれていません。
しかし、二人は何か同じ目的を持ってある場所へと向かうのです。
愛し合うために
この私が
なにげなく なにげなく
さそわれて しまうなんて
お酒に酔った せいかしら
それとも 貴方(あなた)がなれてるの
出典: もしかしてPART Ⅱ/作詞:榊みちこ 作曲:美樹克彦
先ほど「もしかして」という言葉が2回出てきました。
この歌詞でも「なにげなく」という言葉が2回出てきています。
ここでは「本当になにげなく」というように強調しています。
普段このようなことはないのに、この私が男性に誘われてしまうなんて。
私自身はとても恋愛に関しては遊び人ではないのかもしれません。
男性がうまく私のことを口説いたせいで、自然とどこかへ一緒に行く流れになってしまった。
お酒のせいにしていることからも、男性とどこかに行くことが想定外だったのでしょう。
未だに「遊ばれているのではないか」と思っているのかもしれません。
男性と女性はもともと知り合い。
たまたま二人でお酒を飲んでこのような流れになったのだと推測されます。
本気の恋
こんなにも こんなにも
ひかれた 女(ひと)はいない
遊びで別れる つもりなら
つれてはこないさ この部屋に
出典: もしかしてPART Ⅱ/作詞:榊みちこ 作曲:美樹克彦
歌詞の1行目で「こんなにも」という言葉がまた2回出てきていますが、また強調されています。
次は男性の気持ちが表現されている歌詞です。
男性が女性にとても惚れているということがわかるのではないでしょうか。
先ほど女性は「あなたに遊ばれているのではないか」と思っていました。
しかし、男性は本気の恋をしているのです。
歌詞の2行目からもそのことが表現されています。
歌詞の4行目にある「この部屋」とはおそらく男性の家かホテルではないでしょうか。
先ほど二人が一直線に向かった場所は部屋であることがわかります。
これから二人は男女の仲になり、愛し合うのでしょう。
遊びの恋で家に連れ込んだり、ホテルには行かない男性。
女性の身体目当てでないことからも、男性はとても真面目な人なのかもしれません。
実る恋
ひとつになる
ねえ貴方(あなた) 素直に信じていいのね
私 泣き虫になりそうよ
いつもみたいに 笑ってごらん
お前の 笑顔が好きだよ 外は雨
もう帰れない
ふたりは 今夜からひとつ
出典: もしかしてPART Ⅱ/作詞:榊みちこ 作曲:美樹克彦
歌詞の最初の2行は女性の気持ちが表現されています。
男性が遊びの恋ではなく本気で恋をしていることを知って、その想いを受け取ろうとしているのです。
歌詞の2行目に泣いてしまうような表現があります。
その男性の想いにとても幸せな気持ちになっているのかもしれません。
やきもちを焼いてしまうほど、女性は男性にずっと好意を持っていました。
その想いが通じて、泣いてしまうほど嬉しく思ったのです。
そして歌詞の3行目からは男性の気持ちの表現になっています。
「いつものように」という表現から、男性もずっと女性のことを見ていたのでしょう。
歌詞の4行目では「好き」と直接的な表現もされています。
そして雨が降っている描写がされています。
傘もないため帰ることができない二人。
今日はこの場所に一緒にいるしかないのです。
歌詞の6行目の「ひとつ」という言葉には3つの意味が込められています。
1つ目は二人は想いが通じあい、気持ちが重なったという意味。
2つ目はバラバラだった二人がカップルというひとつの括りになったということ。
3つ目は身体を重ねるということ。
「夜」という言葉があることからも、身体を重ねることが想像されるのではないでしょうか。
それほど二人は愛を確かめ合い、さらに仲を深めるのでしょう。
過去なんて
ねえ貴方(あなた) 瞳の綺麗な男(ひと)に
私 ふられたことがあるの
そんな小さな 昔の傷は
きれいに 忘れてしまえよ 外は雨
もう帰らない
ふたりは 今夜からひとつ
出典: もしかしてPART Ⅱ/作詞:榊みちこ 作曲:美樹克彦
女性は過去の恋愛の影響でトラウマを抱えていることがこの歌詞から感じられるのではないでしょうか。
目が綺麗な相手だったということからも、裏切るようなことはしない純粋な人だったのでしょう。
またとてもその相手に惚れ込んでいたのかもしれません。
しかしそんな相手に私はふられてしまったのです。
自分では想像していなかった展開にショックを受けたのです。
その話を聞いて、男性は「そんな過去の男のことは忘れさせてあげる」と考えています。
女性の頭の中を、自分でいっぱいにしてあげたいのです。
また歌詞の4行目にはまた「雨」という言葉が出てきています。
女性の過去の傷を、雨で流してしまうような印象を受けるのではないでしょうか。
そして歌詞の5行目。
先ほどは「帰れない」という言葉でしたが、ここでは「帰らない」という言葉になっています。
二人の意志が表現されているのです。
これから二人で愛し合うから、帰るつもりはないということでしょう。
また「今夜から」という言葉は先ほども出てきました。
ここでは「これからずっと二人は愛し合う」という意味が込められているのではないでしょうか。