林部智史【ごめんね・・・】MVからカバー曲の魅力を解説！名曲に新たな息吹が吹き込まれる瞬間は必見

サビです。

いつも我がままを聞いてくれるパートナーの優しさを誤解してしまったこと。

愛されているということと、何をしても許されるということは別のことです。

2人の関係がどんなに長く続いた、安定したものであっても許せないことはある。

分かち難く思い、深い信頼で結ばれているからこそ裏切られた衝撃ははかりしれません。

ここのサビからの、林部智史さんのボーカルの盛り上がりは「泣きの貴公子」にふさわしいものです。

情感のこもった繊細なビブラートの美しさが際立っています。

この歌の「あやまち」は、深い信頼関係と愛情があるからこそ起こったこと。

人間の弱さを描きながら、この歌を愛の歌へと昇華しています。 

面白半分でついやってしまったこと。

愛情があればしないのではないか？と思えるようなことを自らやってしまう人間の浅はかさ。

人間はいつも間違いをおかしてしまいます。

最も愛する人に見捨てられてしまうような許されない間違いも。

人間には弱さがあり、思慮の足りない振る舞いをした時、その「あやまち」は許されるべきなのでしょうか？

この歌では、許されるとも許されないとも描かれていません。

女性目線でのこのような「あやまち」の歌の難しさを『ごめんね・・・』は乗り越えています。

弱さやあやまちをジャッジすることなく、それに寄り添っているから歌い継がれているのでしょう。

林部智史さんの歌唱もこの歌にぴったり。

「泣きの貴公子」「稀代のクリスタルボイス」と呼ばれる声で、この歌の魅力がさらに引き出されています。

『ごめんね・・・』は、「泣きの貴公子」と言われる林部智史さんにぴったりの楽曲でしたね。

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