早見優【夏色のナンシー】歌詞の意味を独自解釈!恋のような…恋じゃないような…ドキドキのサマータイム!の画像

恋かな Yes! 恋じゃない Yes!
愛かな Yes! 愛じゃない Yes!
風が吹くたび気分も揺れる そんな年頃ね

出典: 夏色のナンシー/作詞:三浦徳子 作曲:筒美京平

恋なのか、愛なのか、はたまた別の感情なのか…そんな風に思い悩む乙女心を、明るく表現したサビ

歌詞から解釈すると、登場する女の子と気になっている男の子は友達関係なのかもしれません。

でも、向こうは自分を意識してくれていない。だから、ドキドキさせたくてキスをせがむ振りをしたのです。

これで自分を少しは意識してくれたと思ったら、男の子は他の女性をナンパ。

そんな脈なしの状況を憂いている心を、【夏色のナンシー】は表現しているのでしょう。

この気持ちは恋。いやいや、そんなはずはない。

誰もが一度はそんな気持ちを青春時代に味わったことがあるのでは?

夏にぴったりのフレッシュなこの曲で、あの頃の気持ちを思い出すと、心が若返るかもしれません!

作詞・作曲は80年代のアイドルを支えた2人

作詞家、三浦徳子

今回ご紹介した【夏色のナンシー】の作詞家は三浦徳子。

彼女は、80年代の女性アイドルのヒット曲を次々に生み出した作詞家です。

例えば松田聖子の【裸足の季節】や【夏の扉】、堀ちえみの【クレイジーラブ】などが挙げられます。

彼女の曲は、女性の恋心を繊細に表現。

しかし、ただ大人しく恋が実るのを待っているのではなく、積極的で活発な女性像が浮かび上がります。

だからこそ、フレッシュで爽やかなアイドルのヒット曲を生み出せたのかもしれません。

作曲家、筒美京平

有名な日本の作曲家と聞いて、多くの人が思い浮かべるであろう人物が筒美京平です。

特に80年代のアイドルの曲は、彼の存在なしには語り尽くせません。

例えば、松本伊代の【センチメンタルジャーニー】や近藤真彦の【ギンギラギンにさりげなく】など。

この2つの作品は、どちらも日本レコード大賞を受賞しています。

テレビにはほとんど顔を出すことはありませんが、多くの人を惹きつける作曲家として評価され続けてきた人物です。

そんな2人の作詞家と作曲家が手がけた【夏色のナンシー】ですから、ヒットしないわけがありません!

長年愛されている秘密はこんな所にも隠されていたのです。

この曲の映像をチェック!

デビュー当時の歌う映像

まだデビューした当初、【夏色のナンシー】を番組で歌う早見優の映像を見つけることができました。

白いワンピースが焼けた肌に映えて素敵です。

大きな目に、細くて長い足。

そして、さすがは帰国子女。英語の発音が完璧です!

才色兼備な彼女に当時の男の子たちがハマった理由も分かります。

また、同性の女の子たちもきっと彼女に憧れたことでしょう。

以下のリンクから飛べる映像からは、まだアイドルに成り立てての初々しさを感じることができるのでオススメです。

夏色のナンシー

Y!mobileのCMにも起用

【夏色のナンシー】が発売されてから、33年後。

そんな長い年月を超えて、2016年にはY!mobileのCMにも起用されました。

まさか今頃改めてCMに使われるなんて!とファンも本人も驚いたはず。

CMは、この曲の発売当初に流行っていたTBSの「ザ・ベストテン」をイメージして制作されています。

Y!mobileのキャラクターが猫であるため、曲のタイトルは【夏色のナンシー】から【夏色のニャンシー】に。

ユーモアある演出で、きっとお茶の間が笑いに包まれたのではないでしょうか。

それに何だか、歌唱力も昔より大幅にUPしているように感じます。

デビュー当時の少し音程を外した、少女らしい歌声も可愛かったのですが、こちらの落ち着いた歌声も素敵。

少し大人になった早見優の歌声と姿を以下のリンクからチェックしてみてください。

“花の82年組”のヒット曲