早見優【夏色のナンシー】

ハワイから来たバイリンガール

早見優【夏色のナンシー】歌詞の意味を独自解釈!恋のような…恋じゃないような…ドキドキのサマータイム!の画像

7歳から親の都合でハワイに在住していた早見優。

そして、14歳の頃にハワイでスカウトされ1982年にアイドルとしてデビューしました。

当時は帰国子女のアイドルは珍しく、「ハワイから来たバイリンガール」というキャッチコピーですぐに人気に。

彼女はこんがり焼けた肌が健康的で爽やか…でもセクシー!という様々な面を持っていました。

そんな彼女の存在を世に知らしめたのが、5枚目のシングル【夏色のナンシー】

タイトルについてWikipediaでは、以下のように記載されています。

当初予定していたタイトルは、自身の愛称を用いた「夏色のキャシー」であったが、語呂をよくするため「ナンシー」にしたということである。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/早見優

自身の愛称がタイトルになり、売上げも早見優の曲の中で1番のヒット。

同年の「第34回紅白歌合戦」にも、この曲で初出場しているのです。

そのため、彼女を語る上では絶対にハズせない1曲となっています。

コカ・コーラのイメージソング

【夏色のナンシー】がヒットしたのは、コカ・コーラのイメージソングに選ばれたことが理由の1つ。

コカ・コーラのCMに起用されると、この曲をはじめ、trfの【BOY MEETS GIRL】など話題になることが多いのです。

以下のリンクから、そんなコカ・コーラのCMに早見優が出演したお宝映像を見ることができます。

野球をしたり、ローラースケートをしたり、海ではしゃいだり…若者らしく動き回る姿が印象的

当時のコカ・コーラのキャッチコピーは「Yes Coke Yes」。

そのためCMの最後では、曲のサビがキャッチコピーに変わっている部分があります。

「コーク、好きっ」とカメラに向かって見つめる彼女に、当時の男性はみんなドキドキさせられたのです。

同世代の人にとっては、とても懐かしい映像をどうぞチェックしてみてください。

早見優 はやみ ゆう 早見 優は、日本の歌手、女優、タレントである。 所属事務所はキープスマイリング。父はジャズシンガーの井上良。 ウィキペディア 生年月日: 1966年9月2日 (47歳) 生まれ: 静岡県 熱海市 配偶者: 福田富雄 (1996年から) アルバム: LANAI、 AND I LOVE YOU、...

大人しい女の子からは卒業

気になる男の子をドキッとさせたい

プールサイドで瞳を閉じる そんな私をあなた気にしてる
あなたの後を ついてくだけの 女の子からは卒業したみたい
If you love me 夏色の恋人 If you love me 夏色のナンシー
去年とはくちびるが違ってる…

出典: 夏色のナンシー/作詞:三浦徳子 作曲:筒美京平

それでは、歌詞を独自解釈していきましょう。

最初から何だかドキッとする歌詞で始まります。

歌詞に登場する女の子は、目を閉じて好きな男の子にキスをせがむ振りをしたのでしょう。

まさか本当にキスされるなんて思っていない女の子は、男の子をからかってみたくなったのです。

案の定、男の子はドギマギ。

今までは女の子の方が男の子に振り回されていたのかもしれません。

2行目から、そんな立場が逆転したということが分かります。

夏は人を大胆にさせると言いますから、女の子もそれに乗じたのです。

「もし自分を愛してくれるなら、恋人になってもいいのに」

そんな風に男の子からのアプローチを待っている女の子が、とても可愛く感じます。

プチ失恋?

青い空からまぶしい sun shine 灼けた素肌に ジェラシーかもね
あなたは誰かに声かけてるけど 本当の愛 気づく時が来るわ
If you love me 夏色の恋人 If you love me 夏色のナンシー
さっきから時間さえ止まってる…

出典: 夏色のナンシー/作詞:三浦徳子 作曲:筒美京平

さっきの歌詞からは一変。

ここでは女の子がプチ失恋した様子が表現されています。

プールに一緒に来たにも関わらず、男の子が他の女性に声をかけている場面を見てしまったのです。

これにはショックが隠せません。

でも、そんなの“遊び”に決まってる…女の子はそう言い聞かせて、自分の感情を押し殺します。

「もし自分を愛してくれるなら、恋人になってもいいのに」

さっきと同じ歌詞なのに、何だかここでは切なく感じてしまいます。

友情なのか、恋心なのか戸惑う女の子