彗星のような登場
さて、そんな独特なプロモーションを図る彼らは、音楽シーンへの現れ方も独特でした。
シティロックの波に乗って
数年前、世は絶大なシティロックブームの真っ只中でした。
Suchmosやnever young beach、Yogee New Waves。
アーバンでオシャレなルックスと音楽性のバンドに次々とスポットライトが当たりました。
その流れに応じるように、くるりやKIRINJIといったビックネームも、シティなテイストを楽曲に取り入れておりました。
そんな、ブラックミュージックをコンテクストにもつバンドが世間から支持を集めるさなかのことです。
彼らは突然現れたのです。
圧倒的な楽曲性
2016年に突如音楽シーンに現れたNulbarich。
初めて発表されたシングルにもかかわらず「Hometown」はすぐに人々の耳に留まりました。
その圧倒的な音楽性が耳の肥えたリスナーをうならせたのです。
一世を風靡しているシティロックブームに迎合されるような、都会的でオシャレなサウンド。
初リリースでこんな楽曲が作れるなんてどうなっているんだ?と音楽界に激震が走りました。
衝撃のファーストアルバム
また、同年にリリースされたファーストアルバム「Guess Who?」も粒ぞろいのアルバム。
全体的にシティでチルいナンバーに仕上がっており、ブラックミュージックのテイストがニクいです。
こちらも、アルバムを通してのクオリティの高さに騒然となりました。
とりわけ2曲目のNEW ERAのYouTubeは、現段階で600万越えというすさまじい再生数をたたき出しています。
NEW ERA Honda「GRACE」CMソング
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Nulbarich
発売の翌年にはCMソングとしてタイアップが決まり、音楽ファン以外の層からも脚光を浴びました。
デビューから間もないのに、すさまじい完成度を誇る楽曲を次々と世に発表したこと。
これも、彼らへの謎が深まる要因の一つだったのではないでしょうか。
しかしこれは、JQの経歴を考えれば当然ですね。
きっと彼は、ユニットや作曲家として活動を続けながら、音楽的センスを磨いていったのでしょう。
さいごに
さて、謎が多いバンドNulbarichについて徹底解剖していきました!
メンバーの謎やJQの経歴、素顔など、さまざまなことがわかったのではないでしょうか。
さて、そんな彼らは現在も、精力的に数々のアルバムをリリースし続けています。
前作よりややスムースな印象ながら軽やかなリズム隊で踊れる「H.O.T」。
ボイスサンプルを取り入れたり、とびきりファンクにしてみたり、キュートなエッセンスのつまった「Black Envelope」。
また、加えて、タイアップもさかんに行っています。
アニメ・ドラマ・映画などのファンユーザーにはさまざまな層がいます。
そんな彼らを、高い楽曲性とオシャレなセンスで虜にする魅力をもったNulbarich。
作品に彩を加えるという点においても、Nulbarichの楽曲は素晴らしい効果をもたらしています。
Nulbarichは今の日本の音楽業界において、いなくてはならない存在といっても過言ではないでしょう。
ちなみに、OTOKAKEでは、Nulbarichについてこんな記事も書いています。
この記事では紹介できなかった曲の魅力について紹介しています!
良かったらこちらも読んでみてください!
【H.O.T/Nulbarich】大きく進化を遂げたアルバムを解説!タイトルに隠された意味にも迫る - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
2017年、激動の年を乗り越えたNulbarichの進化が詰め込まれた1枚、2ndアルバム「H.O.T」を紹介。タイトルやアートワークに込められた意味や、収録曲も1曲づつ解説していきます!
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