このフレーズから想いを寄せる人はサッカー部だということがわかります。
グラウンド横の桜を見ながら思い出にふける主人公。
練習中の彼をこっそり撮った写真なのか、2人で一緒に撮った写真なのか。
手にはそんな大切な写真が握られています。
あなたは着々と自分の未来を考えているのに、自分はまだあなたと離れる決心がついていません。
練習中でも声をかけて手を振ってくれる優しい彼。
そんな日々も終わるときが来るなんて考えたくないのです。
片想い
LINEを交わしていないのに
ゴール裏に靡くサクラに
来るはずのないメッセージ
画面に待ってる
出典: サクラクライ/作詞:本田望結,U-key 作曲:U-key(BOOOST)
風になびいて桜の花が舞うグラウンド。
本当は君と些細なことでもLINEでやり取りしたいと思っています。
しかし連絡先を知らないのです。
主人公は想いを寄せていますが、彼はクラスメイトの1人としか思っていないのかもしれません。
今のように少し話したり練習している姿を見たりするだけでも幸せです。
この関係を崩したくないからこそ、今さら連絡先を聞くのが怖いのかもしれません。
まだこのままでいたい
サクラクライ まだ咲くな辛い
思い出に変わってしまうから
涙つたい まだ君といたい
消せない面影
出典: サクラクライ/作詞:本田望結,U-key 作曲:U-key(BOOOST)
片想いをしている主人公はこのままでは卒業できないと思っています。
想いを伝えたわけでもなければ、連絡先さえも知らない。
日々過ごしたことも時間が経てば忘れるかもしれません。
まだ君と一緒にいたい、もっと一緒の時間を過ごしたいと願っています。
卒業を迎えることが悲しくて寂しくてたまらないのです。
2人きり
できるだけ長く君と
君はきっと夢を追いかける
ゆっくりと用水路を流れる
花びらと同じ速さで私は歩いてる
出典: サクラクライ/作詞:本田望結,U-key 作曲:U-key(BOOOST)
自分の将来を決めた彼。
夢を追いかける君を遠くに感じています。
そんな君と一緒に歩く帰り道。
主人公は景色を眺め、ひらひらと舞う花びらのようにゆっくりと歩きます。
家に着いてしまうのが嫌で、離れることが辛いのです。
できるだけ長く君と一緒にいたい。
今この時間がずっと続けばいいのにと願っています。
近づく距離
突然降り出した雨に
あの日、駆け込んだすべり台
肩うつ雫が2人の距離を物語っていた
出典: サクラクライ/作詞:本田望結,U-key 作曲:U-key(BOOOST)
好きな人と雨宿りをするというドキドキするシチュエーションです。
急に振り出した雨のおかげで2人の距離がグッと近づきます。
彼の肩に当たった雨のしずくが自分にも当たるほどの距離感。
ドキドキしている主人公の心臓の音まで聞こえてくるようです。
そんな気持ちでいるのは自分だけなのか。
君はどんなふうに思っているのだろう…。
身体の距離は近いけれど、心は通じ合っているのでしょうか。
恋人ではない2人のもどかしい関係が目に浮かびます。
伝えられない想い
LINEを交わしていないのに
ゴール裏に靡くサクラに
来るはずのないメッセージ
画面に待ってる
サクラクライ まだ咲くな辛い
思い出に変わってしまうから
涙つたい まだ君といたい
消せない面影
出典: サクラクライ/作詞:本田望結,U-key 作曲:U-key(BOOOST)