どうしてかしら
ひとつになった 痛みと喜び
怖くてもまた鍵を開けてく
わたしの姿をみててよ
みててよ
出典: eternal/作詞:RINA 作曲:MAMI
今まで受けた悲しかった出来事や幸せだったことが1つになります。
奇跡の連続のように思える今だからこそ、これから先の姿も見てもほしい。
しかしそれが成功かどうかはわからないので、本当は心を解放していくのが怖いと思うときもあります。
かといって、今この姿はいつまで続くのかわかりません。
未来へと続く私たちをみんなに見てほしい。
そのためにはここで立ち止まらず、どんどん鍵を開けて自分を解放していくのです。
コロナ禍によって世界は大きく変わりました。
もちろんSCANDALも例外ではありません。
これまでのようにライブができなくなり、公演の中止や延期が余儀なくされました。
しかし大きなダメージを受けた中でもできたことがあり、チャンスへと変えていったSCANDAL。
結成15周年という節目を原動力に突き進みました。
コロナ禍で受けた痛みと当たり前だった日常の喜びがあって「eternal」が出来上がったのです。
広い世界観
未来へ向けた力強さ
眩しい ひかり 放って
降り注ぐ愛のシャワー
お願い こころ 解いて
やさしい世界へと
出典: eternal/作詞:RINA 作曲:MAMI
同じフレーズのサビ。
小さい光がやがて未来を大きく輝かせてくれることを信じ、止まることなく前へと進んでいきます。
この先どうなるかは誰にもわからないけれど、それを今悩んでいても答えは出てきません。
自分の悩みや迷い、張り詰めていた心を全て解放しましょう。
この広い世界は私たちががんばってきたこと、やりぬいてきたことを認めて受け入れてくれます。
複雑になった今の時代を生き抜く勇気と優しさを感じられるサビです。
繰り返されるフレーズ
眩しい ひかり 放って
降り注ぐ愛がある
お願い こころ 解いて
やさしい世界に触れて
出典: eternal/作詞:RINA 作曲:MAMI
再び同じサビが繰り返されます。
「eternal」はこの繰り返される歌詞が特徴的。
このループ感は変わらない毎日を過ごしていながらも、どこかで変化を望んでいるようにも思えます。
退屈で縛られた日々の中で誰かの優しさに触れたいと思うのは普通のこと。
むしろみんなもっと甘えていいのです。
そのためにはまず自分を許して褒めてあげよう。
そんな思いが込められているように感じられるフレーズです。
同じサビが続いていますが展開していくにつれて高揚感が増し、気持ちよく聴き続けることができます。
今この瞬間を大切に
終わりがあるからこそ
ねぇ、この瞬間を永遠にして
この瞬間、永遠にしてよ
この瞬間、永遠にして
この瞬間、永遠にして
この瞬間、永遠にして
この瞬間、永遠にしてよ
出典: eternal/作詞:RINA 作曲:MAMI
同じ歌詞が何度もループされる最後の部分。
戻りたくても戻れない、今この瞬間を大切に過ごすことの大切さが伝わるフレーズです。
何でもないような1日でも終わってしまえば、その日を再び過ごすことはできません。
どんなことでも終わりがある。
だからこそ今この一瞬一瞬がとても大切なのです。
例えば赤ちゃんが初めて歩いて感動した日、友だちや恋人とけんかをしてとても悲しかった日。
飛び上がるくらい喜んだ時間も沈むくらい落ち込んだ時間も、永遠に続くことはありません。
同じ毎日を繰り返しているようで、実は1日1日違った時間を過ごしているのかもしれないのです。
過ぎ去った時間は戻らないからこそ、今のこの一瞬を大切に過ごしてほしい。
そんな思いが歌詞を繰り返すことで強く感じられます。
進化し続ける限り終わりはこない
コロナ禍によっていろいろなところが衝撃を受けました。
SCANDALもまたエネルギーがなくなってしまうような感覚に陥ってしまった時期がありました。
ライブができないこと、ファンの声が聞けないことはアーティストにとって致命的です。
それでもSCANDALのメンバーはここで立ち止まってしまうと次には走れないかもしれない。
そう思ってステイホームでもできることにチャンレンジ。
日々進化を続けているからこそ今のSCANDALがあります。
いつでも新しい自分らしさを探し続けている限り終わりはこないのかもしれません。
これまで当たり前だと思っていた日常は当たり前ではなく、何事もなく過ぎていく1日は愛しいものなのです。
「eternal」は私たちが忘れている日々のありがたさや大切さをあらためて教えてくれています。