1行目は、大学生や社会人になった現在と解釈できます。

高校生の時には、自分が青春の真ん中にいました。

当時の気持ちを文章にするのは恥ずかしく、上手く日記が書けなかったのではないでしょうか。

大人になった今だからこそ書ける日記。

その時の素直な気持ちを思い出しながら、主人公は日記を書いているのでしょう。

思い出しながら書く高校時代の日記には、脚色もあるかもしれません。

武勇伝を綴るような日記になっている可能性もあるでしょう。

しかし、大人になって高校時代を思い出しながら書く日記は、また違った良さがあると考えられます。

今なら感謝の気持ちや愛、友情もすらすら描けるのでしょう。

変わる青春

リュックと添い寝ごはん【青春日記】歌詞の意味を考察!なぜ毎日に別れを告げる?思い出す「あの頃」に迫るの画像

あの頃に描いてた夢や希望はもうないさ
僕らの青春は日々変わっているから

出典: 青春日記/作詞:松本悠 作曲:松本悠

主人公は、大人になって挫折したのかもしれません。

高校時代に思っていた夢や希望が叶わないことに気が付いたのでしょう。

しかし、主人公には別の夢ができたと解釈できます。

主人公は大人になっても、今まだ青春の中にいる様子です。

青春は高校生だけのものではありません。

主人公は、挫折したことを辛いと思っていないと読み取れます。

別の夢が、今の主人公を支えているのでしょう。

主人公の青春は、終わっていません。

次のステージに進んだと考察できますね。

卒業

辛かった通学

ボロボロの錆びれた自転車で
パラパラと雨にうたれ今日も
いつものあの坂を登ってく日々に
お別れを

出典: 青春日記/作詞:松本悠 作曲:松本悠

この部分は、主人公が高校時代の通学を思い出していると解釈できます。

毎日に別れを告げる理由は、高校を卒業したからではないでしょうか。

先ほどの歌詞から現在の主人公は、電車に乗って朝出掛けている様子です。

しかし、高校時代は自転車通学でした。

比較的自宅から近い場所にある高校を選んだと読み取れます。

高校は、坂道にあったのでしょう。

主人公にとって、坂道は毎日の辛いことの象徴だったのかもしれません。

坂道を卒業まで登り切ったことが主人公の自信に繋がった可能性もあります。

また主人公は、雨の日も自転車で通学していました。

雨の日は、保護者が車で送ってくれても良さそうに感じます。

主人公の家庭は、親が多忙で子供の世話を十分してくれなかった可能性も高いです。

主人公にとっては、親のことも辛かったのかもしれません。

高校時代の思い出を日記することで、当時の想いを追体験していると読み取れます。

別れると決めたことで、気持ちをリセットできるようになったのでしょう。

すっきりとした気持ちで、今を生きていくことが可能になったと読み取れます。

青春の始まり

いつでも笑いあって
バカなことをしてたな
僕らの青春は
ここから始まる

出典: 青春日記/作詞:松本悠 作曲:松本悠

主人公の青春は、高校の卒業で終わったわけではありません。

高校を卒業したことで、新たな夢が見つかった可能性があります。

主人公は、リュックと添い寝ごはんメンバーに近い存在だと解釈可能です。

高校時代であったリュックと添い寝ごはん。

1行目は、和気あいあいとしていた高校時代のリュックと添い寝ごはんではないでしょうか。

時には悪乗りして、先生に怒られたこともあったのかもしれません。

バンドとしての道のりは、今からスタートです。

バンドとして成功するという青春は、高校を卒表してから本格的に始動したのでしょう。

嫌なこともあったかもしれません。

しかし高校時代の思い出が今の主人公達を支えています。

青春は今から

僕らの青春は
ここからだ

出典: 青春日記/作詞:松本悠 作曲:松本悠

高校に入学した時は、まさかバンドとして活動するとは思っていなかったと考察できます。

しかしメンバーと出会い、運命が変わりました。

彼らの青春は、今スタートします。

新しい目標に向かって、主人公らは突き進むのでしょう。

強い決意を感じられます。

青春とは、その人が思えば終わらないというメッセージを感じます。

何歳でもどのような立場であっても、夢があれば青春真っ只中といえるのではないでしょうか。

青春日記のページは、夢を叶えたいという思いがある限り一生続いていくのでしょう。

最後に

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