IZ*ONEのサードミニアルバム収録曲【幻想童話】

IZ*ONE【幻想童話】歌詞を考察!どんな魔法で目覚める?2人だけの秘密と魔法にかけられた理由に迫るの画像

幻想童話は、2020年6月にリリースされました。

ミニアルバム【幻想日記】に収録された一曲です。

魅惑的なリズムと、フレーズは発売直後から注目を集めます。

韓国を含め、リリースされた各国で軒並み音楽チャートで1位を獲得しました。

またリズムゲームでも採用されるなど、各界でも注目されました。

楽曲はダンサブルですが意味深なフレーズも多く用いられています。

一度聞くと、気になって何度も聞きたくなってしまう。

そんなクセになる楽曲となっています。

ちょっと意味深で甘美な仮想現実がテーマに

印象的なフレーズで魅惑の表現を

IZ*ONE【幻想童話】歌詞を考察!どんな魔法で目覚める?2人だけの秘密と魔法にかけられた理由に迫るの画像

幻想童話では、その表現方法も印象的です。

メンバーがタイミングよく言葉を連ならせます。

さらにテンポよく切り替わる歌い方、特徴的なフレーズの連呼なども耳に残ります。

とくに「スワン」と「優雅に」という言葉はキーポイント。

この2つのフレーズがキリングフレーズともいえるのです。

キリングといってしまうと、少し過激なイメージになってしまうかもしれません。

しかし過激に表現したくなるほど、この2つのフレーズがポイントになります。

楽曲で表現されているのは、女性の心です。

その女性が描く、仮想現実ともいえる夢の世界がテーマとなっています。

歌詞のイメージを膨らませるMVも

IZ*ONE【幻想童話】歌詞を考察!どんな魔法で目覚める?2人だけの秘密と魔法にかけられた理由に迫るの画像

とくに楽曲と併せて作成されたMVも、楽曲の歌詞を影響します。

世界観が意味深で魅惑的なのです。

登場するメンバーは、それぞれメンバーの特徴に合わせたコスチューム。

女神的なもの、妖精的なもの、それ以外も大変キュートで素敵です。

でもそれだけではありません。

MVでは、現実的ではない空間が表現されているのです。

薄紅色の雲や、天国のような青空、催眠術などで用いられる振り子が使われています。

そこをメンバーを乗せた空飛ぶオープンカーが爆走する。

まさに現実ではない仮想現実が表現されています。

今、現実的ではない環境にある女性が、そこから飛び出そうとしている。

そんな印象を感じさせるMVになっています。

表現されるフレーズから考察する世界観

自分だけの世界にこもる女性を

幻想童話の歌詞では「SWan」というフレーズが多く用いられています。

SWanといえば、白鳥のことです。

白鳥といえば白い羽を持つ大きく優雅な鳥ですね。

ただこの白鳥について、韓国語ではもう一つの表現があるのです。

韓国では、女性のニートを「白鳥」と形容するのだとか。

その言葉が使われる理由には諸説あるようです。

ニートというと、親などの扶養の元で暮らす成人のことを表現する言葉です。

あまり良い印象を持たない方も多いかもしれません。

ただ白鳥には飛び立つという印象もあります。

ここでいうSwanとは今なお新しい世界に飛び出せずにいる女性です。

つまり、白鳥のように羽ばたきたいが、今はまだ自分だけの世界にこもる女性。

それが表現されているようです。

「優雅に」が意図するところ

幻想童話の歌詞で多用されるフレーズの一つに「優雅に」という表現があります。

この部分、韓国語では「ウアハゲ」とされています。

「ウア」とは、優雅という意味です。

そして「ハゲ」とは「~風」とか「~的」という意味を指します。

実は、この幻想童話の日本語バージョンの歌詞にはメンバーも携わりました。

自分達の楽曲の世界観を自分達で作りたいと、歌詞の和訳制作に携わったのだとか。

とくに苦労したというのがこの「ウアハゲ」の部分だったそうです。

「ウアハゲ」を直訳すると「優雅的」となりますが、日本語としてみると違和感があります。

そこでこれを「優雅に」に変更したそうです。

使われた助詞の「に」は、言葉を強調する際に用いられます。

つまり優雅であるということを強調すること、これがこのポイントになったということ。

優雅であること、美しく見せることを強調することがこの歌詞の重要なところなのです。

ポイントとなるフレーズを主軸に展開

Swan 優雅に
Like Swan Swan Swan

出典: 幻想童話 (Secret Story of the Swan)/作詞:Mospick 作曲:Mospick