歌詞の人物は、個性が大事だといわれたのかもしれません。

何か特別な能力がないと、ここには居られないと感じた可能性があります。

しかし自分が分からない歌詞の主人公。

生きる価値は、自分にはないと思ったのでしょう。

しかし、心の奥底では今の自分のままで過ごしていきたいという気持ちがある様子です。

誰かに生きてもいいと言われたいのかもしれません。

周囲に疎まれている人物のため、誰も解答してくれない可能性が高いです。

この後も、答えが出ない問題を延々と考えてしまうのでしょう。

その結果、自分がどこかに行った気分になっていると考察できます。

肉体的にはこの場にいても、意識や精神が違う場所に行っていると解釈しました。

精神だけ自分が想像した理想の世界にいて、戻れなくなっている可能性も高いです。

存在感がない

ここにいない いない いないのは
自分 自分
誰も見ない 見ない 見ないまま
掃き捨ててさようなら

出典: ないない/作詞:ハヤシケイ(LIVE LAB.),毛蟹(LIVE LAB.) 作曲:毛蟹(LIVE LAB.)

他人は、歌詞の人物に注目していません。

まるでいないように扱っている様子です。

もしかすると無視するようなこともあるかもしれません。

そのことが辛い主人公。

しかし、主人公自身も自分を見てほしいと周囲にアピールできません。

周りは自分を見てくれていないと思い込んでいますが、自分自身のこともよく見ていないように感じます。

大きな孤独感から、この場から出ていこうとしています。

出て行った先に居場所があると思っているようですが、今のままでは同じことの繰り返しではないでしょうか。

自分を見てもらうには、まず自分が自分を愛さなければなりません。

感情がない

自分の顔

ReoNa【ないない】歌詞の意味を考察!透明な気分とは?自分はどこへ行ってしまったのかを読み解くの画像

嬉しくない 悲しくもない
透明な気分
足りない自分
合わす貌もない 『 』
笑えないじゃない?

出典: ないない/作詞:ハヤシケイ(LIVE LAB.),毛蟹(LIVE LAB.) 作曲:毛蟹(LIVE LAB.)

個性のない主人公には、感情がない様子です。

透明な気分とは、喜怒哀楽を感じないということだと考察します。

表情がない自分は欠陥人間だと思っているのでしょう。

そのような自分には、姿がないと感じています。

4行目の部分は、アニメで顔が影になっているシャドーに掛けているのでしょう。

まるで透明人間のような自分。

この状況に辛さを感じている様子です。

感情がないため、笑顔も消えてしまっています。

笑顔になりたいけれど、自分には難しいと思っているのかもしれません。

言動がネガティブな歌詞の人物。

自分で物事を良い状況に持っていく気持ちが無いように感じます。

その言動が、周囲から敬遠されている理由ではないでしょうか。

消極的

ハイじゃない 私(I) 閉じたまま貝
返事“ハイ” 期待だけ大
嫌々投げられた賽
出目は知らない

出典: ないない/作詞:ハヤシケイ(LIVE LAB.),毛蟹(LIVE LAB.) 作曲:毛蟹(LIVE LAB.)

テンションが上がらない私。

おしゃべりも得意ではないのでしょう。

唯一問いかけには、大きな声で答える様子です。

私は、誰かとサイコロ遊びをしています。

誰かとは、上司や仕えている人、先輩など考察できますね。

しかし誰かは、サイコロ遊びをしたい訳ではないと考えています。

私もサイコロの結果には興味がありません。

またこの部分は、運命を決めるという意味のカエサルの名言と掛けられている可能性もあります。

もし私にサイコロの結果に関心があれば、運命が変わったかもしれません。

もっと周りから注目されたり、居場所が作れたでしょう。

しかし、私はチャンスに気が付きませんでした。

目立たないように生きてきたため、自分のことに関して無気力で無関心です。

考え方を改めない限り、何も変わらないのでしょう。

自分の居場所はここ

本心

ReoNa【ないない】歌詞の意味を考察!透明な気分とは?自分はどこへ行ってしまったのかを読み解くの画像

ここにいたい いたい いたいのも
自分 自分
味はにがい にがい にがいまま
当て所無くさようなら

出典: ないない/作詞:ハヤシケイ(LIVE LAB.),毛蟹(LIVE LAB.) 作曲:毛蟹(LIVE LAB.)

本心では、自分の居場所はここだと思っている様子です。

しかし、やはり出て行かないといけないと思い込んでいます。

人生は辛く厳しいものだと考えているのでしょう。

ここにいたいと周囲に訴えれば、何か変わった可能性があります。

しかし自分からポジティブに行動できない私。

行き場所もないまま、旅立ちました。

自暴自棄