許せない事の方がよく目立って見えて
勘違いやすれ違いで遠ざかる人達で溢れて
思い返す度にすべてが止まって
啜り泣いた
許せないくらいあの頃を見つめてたんです


いつもぶつかって悔しくて躓いていたんでしょ?
本当は辛くって逃げたかったんだ
いつになってその答えが分かるようになって
そう前を向けた気がしたの
It’s sometimes better take detours

出典: NEVER SAY NEVER/作詞:Glielmo Ko-ichi 作曲:Glielmo Ko-ichi、u-ya

2番の歌詞は、1番の歌詞を踏まえつつ、さらに前へ向かおうとする主人公の姿が見えます。

「こんなの許せない!」と思った時、平常心でいるのは難しいものです。

「許せない事」に対して心をかき乱されていた主人公の気持ちが、Aメロの歌詞に表れています。

サビの部分では、本当は逃げたかったという本心が。

しかし主人公は、なぜ逃げたいほど辛かったのか、という問いに対する答えを見つけます。

そして逃げずに前を向こうという気持ちがあふれ出してくるのです。

英語の歌詞に込められたメッセージ

Who are you there just like me?
Who are you there just like me?
When I nearly refused myself
When I was doubted and abused
Who are you there just like me?
Who are you there just like me?
One day you came out from my shadow

出典: NEVER SAY NEVER/作詞:Glielmo Ko-ichi 作曲:Glielmo Ko-ichi、u-ya

英語の歌詞がズラッと並んでいますね。

英語だからわからない、と身構えないでよく見てください。

実はこの部分には、何度もくりかえされているフレーズがあります。

それで歌詞が多く見えているのです。

何度も出てくる「Who are you there just like me?」というフレーズ。

日本語では「そこにいる僕のような君は誰?」という意味になるでしょうか。

「君」とは誰のことでしょうか。

それは英語の他のフレーズを見ていくと想像することができます。

「僕が僕を否定したとき」「僕が疑われたり傷つけられたとき」という意味の歌詞。

そして「いつか僕の影からやってくる君」という意味のフレーズ。

これらの歌詞から、「君」というのは自分の負の部分なのだと考えることができるのではないでしょうか。

つまりここでは、自分自身の弱い部分と向き合っている主人公の姿が浮かんできます。

We never wanted
Do what he want
We never wanted
Do what he want
He don’t know me
But made us to dance

出典: NEVER SAY NEVER/作詞:Glielmo Ko-ichi 作曲:Glielmo Ko-ichi、u-ya

続きの英語部分も見てみましょう。

「僕達は決して求めない」や「彼が望むことをする」といった意味のフレーズが2回くり返されます。

「彼は僕を知らない」、「けれど僕らを踊らせた」という意味の歌詞もあります。

これは何を表しているのでしょうか。

おそらく「彼」というのは、今までの歌詞にも出てきた「許せないこと」や「すれ違ってきたこと」の擬人化

もしくはこれまで立ち向かってきた脅威かもしれません。

そうしたものに自ら求めるようなことはしないけれど、挑戦は受けて立とう

そんな風に思えるほど強くなった「僕ら」を感じることのできるパートだといえるでしょう。

回り道をしてもいいでしょ?

いつも寄り添って語り合って
終わらないと思ってた
永遠て言葉の本当の意味は?

出典: NEVER SAY NEVER/作詞:Glielmo Ko-ichi 作曲:Glielmo Ko-ichi、u-ya

いつまでも続くと思っていた日々も、いつかは終わりを告げる。

それを知っているからこそ、主人公は「永遠」という言葉の意味を問うのです。

いつも強がって背伸びして苦しんでいたんでしょ?
本当はコワくって淋しかったんだ
いつになってその気持ちが分かるようになって
そう強くなれた気がしたの

いつもぶつかって悔しくて躓いていたんでしょ?
本当は辛くって逃げたかったんだ
いつになってその答えが分かるようになって
そう前を向けた気がしたの
It’s sometimes better take detours
Ah?
Now we can do it

出典: NEVER SAY NEVER/作詞:Glielmo Ko-ichi 作曲:Glielmo Ko-ichi、u-ya

ラストでくり返される1番と2番のサビのフレーズ。

これまでの歌詞があるからこそ、さらに力強く心に響きます。

そして最後に出てくる英語の歌詞。

「たまには回り道をしたほうがいい」「僕らにはもうできるんだから」というニュアンスの歌詞でしょう。

前を向く、というのは生き急ぐことではありません。

回り道をしながらも自信を持って進んでいけばいい。

「NEVER SAY NEVER」の歌詞からは、そんなメッセージが伝わってくるようです。

「NEVER SAY NEVER」で伝えたかったことは?

「NEVER SAY NEVER」に込められた想いとはなんでしょうか。

もちろん「デュラララ!!×2 承」のエンディングなので、アニメの世界観を表していることは間違いありません。

しかし伝わってくるものはそれだけではないはずです。

「NEVER SAY NEVER」を聴くと、元気ややる気といった、前向きな気持ちがわいてきませんか?

押し付けられるような前向きさではなく、自然と自分の中からわきあがってくる前向きな気持ち

自分の弱い部分を認めてそれでも前を向く。

「NEVER SAY NEVER」で伝えたかったのは、そんな勇気の出し方かもしれません。

まとめ

【NEVER SAY NEVER/THREE LIGHTS DOWN KINGS】歌詞&PVに注目!の画像

ロックなサウンドの中に込められた前向きなメッセージが魅力的な「NEVER SAY NEVER」。

落ち込んだときは、「NEVER SAY NEVER」のPVや曲を何度もリピートしてみてください!

サンエルは「デュラララ!!×2 承」の他にもアニメのタイアップ曲を歌っています。

「銀魂」のタイアップ曲となった「グロリアスデイズ」は、ピアノの音がかっこいい和風の曲!

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