ミラクルを”たまに”起こす理由は?
セーラ、セーラ☆ムン太郎
月の出ない夜も
セーラ、セーラ☆ムン太郎
たまにミラクル起こす
出典: セーラ☆ムン太郎/作詞:モエチュウ 作曲:モエチュウ
月明かりに照らされた夜も月の出ない夜も、セーラ☆ムン太郎には関係ありません。
自分の正義を必要としている人に声が届くように、毎日戦っているのです。
でもミラクルを起こすのは”たまに”。
なぜならセーラ☆ムン太郎が戦っているのは”ありふれた日常”だからです。
ありふれた日常のピンチでは、ミラクルを起こす必要があまりありません。
たとえば仕事の失敗は、実力で対処すればリカバリーが効きます。
人間関係のトラブルなんかは、地道なやり取りによって改善していくしかありません。
セーラ☆ムン太郎は、あくまでも人間。
日常的に起こせないからこそミラクルなのだ、ともいえます。
正義を胸に戦うセーラ☆ムン太郎
セーラ、セーラ☆ムン太郎
闇を切り開き
セーラ、セーラ☆ムン太郎
輝きを放て
セーラ、セーラ☆ムン太郎
月明かりを背に
セーラ、セーラ☆ムン太郎
逃げ隠れもしない
出典: セーラ☆ムン太郎/作詞:モエチュウ 作曲:モエチュウ
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」というフレーズがあるように、悪は弱い心の連鎖で起こるもの。
自分なりの正義を持つ人がいれば、そういった「みんな悪いことしてるから私も」という雰囲気も殲滅できます。
正義を胸に戦うセーラ☆ムン太郎の姿は、世の闇を照らしてくれているのです。
そしてセーラ☆ムン太郎は自分の正義に胸を張っていて、コソコソと隠れることもありません。
”デカいビジョン”とは?
セーラ、セーラ☆ムン太郎
大ピンチの時も
セーラ、セーラ☆ムン太郎
デカいビジョンを描いてる
出典: セーラ☆ムン太郎/作詞:モエチュウ 作曲:モエチュウ
歌詞全体を通して、セーラ☆ムン太郎はあまり目立たない人物のことである印象を受けます。
その中での「デカいビジョン」というフレーズは少し違和感が。
ここでいう「デカいビジョン」とは、”ありふれた日常”の先にあるものではないかと考察しました。
たとえば他人に優しくすることで優しさの連鎖が起こり、世界が優しさで溢れたり。
マイノリティでも堂々と生きて権利を主張し続けることで、それが新たな常識になったり。
世界規模でなくとも、個人の願いや夢が叶うことも「デカいビジョン」です。
目先の派手さを求める人よりも、地味な努力を続ける人の方が結果的にデカいことを成し遂げることもある。
そんなセーラ☆ムン太郎像を思い浮かべました。
最後に
THE FIRST TAKEや公式MVでのインパクトの大きさ。
「セーラ☆ムン太郎」という独特なネーミングセンス。
Eric Claptonやセーラームーンのオマージュ。
こんなにも”濃い”話題に溢れた「セーラ☆ムン太郎」という楽曲。
それでもただ面白いというわけではなく、歌声も作詞作曲センスも抜群という抜け目なさに引き込まれました。
歌詞の端々に尖りや主張が感じられ、マハラージャンさんの今後の活動からも目が離せません!
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