メロンソーダにさくらんぼ
いつもより少し特別を
芝居じみていた愛も
いまだけはバカなフリをしていたいよ
出典: minority/作詞:ove,syun 作曲:plnt
令和になって新たなブームを巻き起こしているメロンソーダ。
鮮やかな緑のソーダ水と白いアイスクリームに彩りを添えるのがさくらんぼです。
このさくらんぼが乗っていると、なんだかうれしくなる方も多いのではないでしょうか。
昭和の頃は、デートでメロンソーダのさくらんぼを食べた時は「今夜は一緒にいたい」というサイン。
そんな噂があったそうです。
どこかレトロで甘酸っぱくて、幸せな気分になる。
そんなメロンソーダは、まさに夢や物語の中のもののように現実感がない存在。
そして同時に思い出す君への想いも、現実的な愛には見えないものなのかもしれません。
けれど、それでもいい。
ばかげていてもいいから、君に想いを寄せていたいのです。
君のいない街で
恋人たちのホテル街
満室ばかりのホテル街
キミがもってるものは持っていない
出典: minority/作詞:ove,syun 作曲:plnt
恋人たちでいっぱいのホテル街。
そこで愛をささやきあう人々の中にも、自分の中も、君のような存在がいないことを感じます。
「きみ」「君」「キミ」と表記を変える君。
これは、夢の中のようなこの旅で、僕が思い出す君の姿を示しているのではないでしょうか。
僕の前で様々な姿を見せる君。
多数派の人々や僕にはない魅力を、君と離れて僕は改めて思い出すのです。
レトロなナンバーに恋心をのせて
声を聞きたいと思う夜に
恋のダイヤルまわす6700
出典: minority/作詞:ove,syun 作曲:plnt
旅の先で出会った、「多数派」の人々。
そこで実感したのは、「少数派」である君がかけがえのない存在だという想いでした。
君の声が懐かしくなるその夜。
懐かしいナンバーに想いを託します。
「6700」は1973年にリリースされたフィンガー5の楽曲「恋のダイヤル6700」より。
MVではこの場面、車の中のスマートフォンにフィンガー5のMVが映し出されています。
遊び心のある演出も必見です。
と同時に、「恋のダイヤル6700」で描かれたような、電話をするのもためらってしまうシャイな心。
そのエッセンスも描き出されている、魅力的なリリックです。
第1章から最終回までの変化とは
新しい1歩を踏み出そうとした「第1章」。
そして、君に電話をかけて終わる「最終回」。
この僕の旅の中で、変化したものは何だったのでしょうか。
それこそが、タイトルでもある「minority=少数派」である君の魅力に気付いたことなのです。
いつもの街を離れ、思うのは君のこと。
君のいない場所に行っても、君のような人は存在しないことを思い知るばかりでした。
今自分のいる環境を変えれば何か新しいことが始まる。
そう思って始まった旅は、曖昧な何かではなく、君の大切さを再確認することで終わるのです。
少数派で、強がりな君。
旅という物語で僕が手に入れたのは、他にいない君への想いだったのでした。
TikTok発ヒットアーティストに注目!
2020年代、ヒットの主役は動画サイトとSNSへと移り変わりました。
そんな中、メガヒットを連発する場所のひとつとなったのがTikTokです。
多くのユーザーが自由な発想でダンスやショートムービー、カバー動画を作って交流できる場所。
そこでは多くの新しい楽曲が魅力を見出され、支持され人気となっていきました。
その中でも印象に残ったもののひとつが瑛人の「香水」です。
TikTokから話題を集め、チョコレートプラネットをはじめ多くの芸能人がカバー。
2020年を象徴する楽曲のひとつとなりました。
瑛人【香水】歌詞の意味を考察!君を求めてないと歌う理由は?君と僕の2人に起きた変化を深読みする! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
TikTokで話題となり、チョコレートプラネットや香取慎吾などの著名人もカバーを披露し一大ブームを巻き起こした瑛人の「香水」。「ドルチェ&ガッバーナ」のフレーズが印象的ですが、この歌詞にはどんな意味が込められているのでしょうか?「君」と「僕」に起きた変化を歌詞と共に読み解いていきましょう。
「minority」でも歌詞に合わせた可愛いダンスが人気を集めました。
同じように、歌詞に合わせた可愛いダンスでヒットしたのがひらめの「ポケットからきゅんです」。
「きゅんです」や「しゅんです」はTikTokの枠を超え、流行語大賞にもノミネートしました。
どちらも、覚えやすい歌詞に合わせた可愛い振り付けが特徴です。
楽しく、可愛く、自由にみんなで遊ぶことができる。
そんな楽曲が生まれてくるTikTokやSNSから、これからも目が離せません。