溢れ出す涙よ
地に落ちたら 空へと昇れ
溢れ出す涙よ
雨となり 川へと下れ

出典: なみだ川/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ.SHIBU

こらえきれない雫は、我慢せずにそのまま流せば良いのでしょう。

あなたの気持ちは大地を通じて、いつか必ず相手に届くからです。

悲しく切ない気持ちだとしても、天が与えてくれた大切な宝物。

雫がいずれ大きな流れとなり、天に戻ってまたあなたの元へ捧げられます。

感情の赴くままに願い続ける気持ちは、素直に表現するのが1番です。

雫を落とし続けても一向に枯れる様子がなくても、ありのままの姿でいてください。

全ての感情に必ず、何かしらの意味が込められています。

ケツメイシ「なみだ川」は悲しみの大切さを語る

人の感情の中で悲しいという気持ちは、天が1番大切にしているものかもしれません。

全ての人に与えるのではなく、悲しみを抱いても良い人に与えられた特権なのでしょう。

頬に伝う雫は地上を潤し、必ず気持ちを伝えられる仕組みとなります。

だから恥ずかしがらずに、思いっきり泣き叫んでください。

たとえ何度も繰り返し襲ってくる気持ちでも、あなたの願いが届くまで天は与え続けます。

小さな雫がいずれ大きな流れとなる頃に、あなたの心は浄化され想いをはせる人にも届くでしょう。

感情は隠すものではなく、素直に吐き出すことが1番です。

泣くことさえも意味があり…

頬を伝い流れ出した涙
教えてください その行き先は
泣く日あるから笑う日がある
その感情にただ倣う従う
痛み分かるから悲しみに感謝
あなたの涙は 誰か癒した
きっと何かに役立って
だからこそ無駄に泣くなって

出典: なみだ川/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ.SHIBU

悲しいという気持ちは辛いものですが、天はそれに耐えうる人にしか与えません。

あなたがもし悲しみを抱いているならば、きっといつか乗りこえられる試練です。

そして悲しみを乗りこえたあなたは、その引き換えに以前よりも優しさを手にします。

更に優しくなるために、天が与えたあなたへの試練。

なぜと考える必要はなく、あなたという人格をより魅力的に変える魔法なのです。

だからあふれ出る雫を、こらえる必要はありません。

こらえきれない雫の量に比例して、あなたはとても大きな優しさを手にすることでしょう。

自然の一部

川から海 また空へと昇る
雲から雨また大地へ届く
考えてみれば自然の一部
摂理に従い毅然と生きる
汚れた大地を涙で洗う
蘇る何から何まで変わる
あそこに花が咲いたの何故
また何処かで今日も涙の雨

出典: なみだ川/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ.SHIBU

あなたがこぼした雫の1つ1つは、いずれ綺麗な花へと変わります。

人の気持ちが集まり見事に咲いた花は、言葉にできないほどの美しさがあるのです。

人々の感情は美しい花を咲かせるだけでなく、地上のあらゆるものを浄化します。

小さな雫であっても、世界中の雫が集まれば大きなうねりを生み出すことでしょう。

雨となり、川となり、海になる。

そして天が引き寄せ、また世界中の人々に与えられます。

悲しみの先

僕が流した涙が
一粒一粒と雨となり
乾いた大地に潤いを与へ
稲穂へと生まれ変われ

出典: なみだ川/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ.SHIBU

人の揺れ動く感情が、あらゆる実りと生まれ変わります。

こんな素敵な繰り返す役目を、人は担っているのです。

悲しみの先にあるものは、あなたと世界を豊かにします。

そう考えると悲しさというのも、決して悪い感情ではないと感じるのです。

地上の自然が成り立っているのも、人のあらゆる感情があるこそでしょう。

1つ1つの出来事が全く別のように感じていても、たどり着く先は一緒なのです。

自然の恵みへと

僕の悲しみは遥か
遠き場所へ旅をする
なみだ川を道連れに
空へと昇る

出典: なみだ川/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ.SHIBU

あなたの流した雫は世界中の大切な財産で、巡り続けるものなのです。

流れ落ちた雫は、世界中の悲しみを経験しなければならない人に届けられます。

悲しみから得られる大きな成長を、あなたはこの先得られるでしょう。

こんな成長をさせるために、悲しみという感情は生まれていくのです。

大切だと感じること。

愛おしいという気持ち。

あなたの表情をより豊かにする、素敵な試練です。

終わりに