あなたにとって夏の思い出とは

センチメンタルな思い出を歌うケツメイシ「夏の思い出」の歌詞を紐解くの画像

あなたにとって夏の思い出といえば何でしょうか。

海、お祭り、花火、ひまわり、かき氷、、夏にしか味わうことの出来ないことはたくさんあると思います。

日本特有の四季という気候のおかげで生まれた文化がたくさんあります。

そんな自分だけの夏の思い出を思い出しながら歌詞を紐解いていきましょう。

「夏の思い出」の歌詞を紐解く

センチメンタルな思い出を歌うケツメイシ「夏の思い出」の歌詞を紐解くの画像

夏の思い出 手をつないで 歩いた海岸線
車へ乗り込んで 向かったあの夏の日
なんて思い出して 感じるこの季節が
来るたび思い出してる 思い出せる

出典: 夏の思い出/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ

サビから始まる導入部分。

手を繋いで歩く海沿いの道、車に乗り込んで照りつける太陽を目指して進んでいく情景が目に浮かんでくるようです。

しかし、この思い出は現在進行形ではなく過去形なのです。

すでにちゃんと思い出になっていて夏という季節がやってくる度にこの思い出を思い出してしまう、そして、忘れようとしても思い出せるというセンチメンタルな歌詞になっているのです。


夏の連休 早めから計画立て 正確な集合時間
時間にルーズな自称「遊び人」遊びならダラダラせず 朝から
点呼は完了 天気は良好 向かう先 夏ならではの旅行
山 川 よりやっぱ海 男女混合で最高にGroov'inな 音楽かけ
ガンガン車に照らす 陽はサンサン やる気はマンマン

出典: 夏の思い出/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ

1番では夏休みに友達同士で、旅行へ向かう様子が見て取れます。

夏らしく海をチョイスし、車でワイワイと楽しみながら海を目指す青春の一場面が切り取られています。

夏の思い出 手をつないで 歩いた海岸線
車へ乗り込んで 向かったあの夏の日
なんて思い出して 感じるこの季節が
来るたび思い出してる 思い出せる

出典: 夏の思い出/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ

そして、導入部分を繰り返し、1番の場面をセンチメンタルな思い出に昇華させています。

センチメンタルな思い出を歌うケツメイシ「夏の思い出」の歌詞を紐解くの画像

潮風に抱かれ 素晴らしい眺め 見に行く連れと 気の合う仲間で
隙あらばさ 無理な体に 鞭打ち向かう 海 山 川
車からも海パン 戦闘態勢万端 薄着ギャル横目 うずきだす横で
取り出すビール すぐ飲み出すし よろけ出す横で 踊り出すし
タイムです 脱ぎなさい あなたタイプです
なんてオノロケな オトボケを そこのギャルにお届け
テキ屋に祭り 打ち上がる花火 淡い物語は 楽しいばかり
さざ波 砂文字 さらってゆく 夏の終わりを わかっている

出典: 夏の思い出/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ

2番の思い出は何でしょうか。

海へたどり着き、友達と一緒に海を楽しむ場面が描かれています。

楽しみな海と夏の暑さが相まってテンションは上がります。 車から海へ入る準備は万端で、なかなか準備をしない焦らしてくる女性を横目にビールを流し込んで、ギャグをかまします。

夏のテンションだからこそ、そんなおふざけも許されます。

2番にはガッツリと夏の風物詩が盛り込まれ、その楽しさに比例して寂しさも夏は連れてくることを最後には絶妙に表現しています。

何もしなければ夏はそのまま過ぎ去っていきますが、思い出は自分たちで作っていくものなのです。

センチメンタルな思い出を歌うケツメイシ「夏の思い出」の歌詞を紐解くの画像

夏の思い出 手をつないで 歩いた海岸線
車へ乗り込んで 向かったあの夏の日
なんて思い出して 感じるこの季節が
来るたび思い出してる 思い出せる

出典: 夏の思い出/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ

そして、またサビの繰り返し。

その思い出の作り方が間違っていないことを肯定してくれるような気持ちにさせてくれます。

いくつ夏を走り抜けても 変わらない青い波の群れ
波風 抱かれ 響く古い恋の歌も 今では真夏の夢
思い出す 二人通った渚 夕日で黄金色に輝いた
夜風舞う 浜辺を歩く時は 月明かりの元でキスをした
君が 夏が好きで いつかノリで確か 海へ行ってからそのまま
灼けた肌から 見せた笑顔に君と海の虜に
あれから月日流れて 寄り添い笑った 写真を眺めて
浜辺で一人 二人の夢ほどいて 振り返る あの夏の思い出

出典: 夏の思い出/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ

3番は夏の切ない思い出の物語になっています。

どれだけ季節を越えても、思い出は色褪せずにそこに残り続けます。

一緒に行った場所や、一緒に聴いた歌に出会う度に思い出は蘇ってくるものです。

君が好きだったものを同じように好きになって、海へ向かいます。

ふと写真を見つけ思い出を振り返ってみた時に語り合った夢があったなと思い出して切なくなる現在進行形の歌詞がここでは出てきています。

夏の思い出 手をつないで 歩いた海岸線
車へ乗り込んで 向かったあの夏の日
なんて思い出して 感じるこの季節が
来るたび思い出してる 思い出せる

出典: 夏の思い出/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ