そこに愛はなかった

小さな頃は、お母さんが毎日食べ物を作ってくれました。

でも成長した今は、もう誰かが食べ物を作ってくれることはなくなってしまいました。

食べるのは買ってきたものばかりで、そこに愛はなかったのです。

食べても食べても満たされることはなく、悲しみだけが貯まっていきます。

主人公の女性はどんどん食欲はなくなり、ついには水さえも飲めなくなってしまいました。

小さい頃に食べていたのは愛情。

そう考えると、大きくなった今は愛情を食べることができずに生きるのが辛くなってしまったのです。

しかし辛くても、それでは生き伸びることができません。

今度は自分で食べる物を作る!

温かい料理とは?

もがき苦しんだ主人公ですが、愛情を受けて大きくなった彼女はついに道を見つけました。

そこに出てきたのは、「温かいポトフ」。

作ってくれる人がいないなら、自分で作ればいい。

そう考え、主人公はまたひとつ強くなりました。

周りにはまた人々が戻ってきました。

温かい食事のある食卓には、人々が引き寄せられるのかもしれません。

はじめはいなかった人が来て、後ろを向いていた人々も何人かは主人公の方を向いています。

温かい料理がそれぞれの道を歩んでいた家族を、再びひとつにしたのです。

冷たい食事ではなく温かい料理を作りたい

主人公は、冷たい食事ではなく温かい料理を作りたいと思ったはずです。

でも、温かい料理とは何を意味するのでしょうか?

文字通り温かい鍋料理やポトフは、もちろん温かい料理といえます。

しかし彼女の考える温かい料理とは、自分の手で作った愛情のこもった料理です。

例え味は買ってきたものにはかなわなくても、手作りの料理は一味も二味も違います。

そこにはやさしさがあるからです。

本当に温かい料理を作ることができるようになった彼女には、怖いものはありません。

20歳になって大人になった彼女は、お母さんが作ってくれたような料理を作れるようになりました。

そして、ひとりで過ごす誕生日。

そこにお母さんや家族はいなくても、料理で教えてくれた愛情をしっかりと心に刻み込みました

もしかしたら、この誕生日ケーキも自分で作ったのかもしれませんね。

疲れたら旅に出よう♪

ラストに出てくる森は阿蘇野

湯木慧【バースデイ】MVの内容を解説!「食べる」にフォーカスを当てた?登場人物がたたずむ意味は何?の画像

これでMVは終わり…と思いきや、続きがありました。

ただ森が映されている映像に、これ何?と思いましたが、実はこれは阿蘇の森。

湯木慧は、愛に飢えて落ち込んだときにこの阿蘇野で過ごして立ち直ったそうですよ。

あなたも疲れたときには旅に出ようというメッセージなのかもしれませんね。

まとめ

湯木慧の奥深い世界に入り込むことはできましたか?

湯木慧の憧れのシンガーはYUI

同じ世界観を持つ彼女に憧れて曲を作るようになったということです。

YUIの「I remember you」も聴いていて涙の出る名曲なのでぜひ聴いてみてくださいね。

2005年2月、若干17歳にしてメジャーデビューを果たし、瞬く間にスターダムを駆け上っていったYUI。活動休止や結婚・離婚も経験し、双子の母になった彼女は今、バンド「FLOWER FLOWER」のVo.&Guとして活躍しています。現在30歳になったYUIの青春時代の名曲「I remember you」を振り返ります。

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