さよならbyebye 元気でいてね
私から切り出したけじめだから キャッチしてよ
出典: さよならbyebye/作詞:リーシャウロン 作曲:馬渡松子
サビでは楽曲のタイトルでもある「さよならbyebye」というフレーズが歌詞に登場。
耳に残るそのフレーズと共に、この楽曲がやはり別れをテーマとしたものであるということが分かります。
2行目の歌詞で分かるのは、主人公自身がこの別れを決断したということです。
しかしここまでの歌詞を見てきて分かるのは、主人公はまだ恋人に対して愛情を持っているということ。
何故、彼女は別れを告げることにしたのでしょうか。
恐らく主人公には彼と別れなければいけない理由があるのでしょう。
それは自身のライフスタイルや生活に関係しているのかもしれません。
どちらかが遠くへ行かなければいけなかったり仕事が忙しかったりといったことが原因なのではないでしょうか。
主人公はお互いの今後を想って別れるという決断を下したのでしょう。
アニメとの関連性は?
ここまで読んできて分かるのは『幽☆遊☆白書』のEDテーマでありながら楽曲自体は男女の別れを描いているということ。
EDとしては30話〜59話までの間でこの「さよならbyebye」が使われました。
その間のアニメ本編では「暗黒武術会編」の真っ只中ということで、幽助たちの熾烈な戦いが繰り広げられていました。
戦いの中で、もしかしたら幽助は仲間を失うのかもしれない。
そんな予感を視聴者に与えるような歌詞になっています。
直接的な関係はないながらも、どこかアニメ本編とリンクするような歌詞はまるで物語のその後を予測させるようなもの。
当時リアルタイムで本編を見ていた視聴者は本編終了後に流れるこのEDテーマを複雑な気持ちで聴いていたことでしょう。
これからの2人
未来の話
ついさっきまで まともに 未来のこと話せないでいた
実らない想いの数 増えるほど 優しくなってきたけれど
今だけ 少しくらいは とがりたくて…
悲しまない そろそろ行くよ
出典: さよならbyebye/作詞:リーシャウロン 作曲:馬渡松子
恋人が隣にいない未来を想像してうまく将来の話をできなくなっていた2人。
しかし別れが目前に迫ってお互いの夢を語り合えるようになったのかもしれません。
もう2人での未来は叶わないと分かったことで肩の荷が下りたような気持ちになったのでしょう。
3行目では、別れの瞬間にはその優しさによって未練が生まれてしまわないように冷たくしている主人公が描かれています。
自分で下した決断だから、悲しんでなんかいられないという気持ちでいるのかもしれません。
主人公の精神的な強さが伝わってきます。
振り返ってしまう
他愛ない挨拶と間違えて 振り返る
さよならbyebye 元気でいてね
年に二枚くらいの葉書なら キャッチするよ
出典: さよならbyebye/作詞:リーシャウロン 作曲:馬渡松子
1行目ではこれが最後の挨拶であるということを忘れて振り返ってしまう主人公の姿が描かれています。
いつも通りにまた会えるような気がして振り返ってしまう2人。
2人が過ごした時間の積み重ねを感じる歌詞です。
そして3行目では別れても、恋人のことを気にしているという気持ちの表れでしょう。
お互いの未来を応援するかのようなその言葉は、この別れが良い別れであるということを表しています。
別れても応援している
再会を夢見て
きっといつか いつか会える
いいよ 返さなくていいよ CDも ブルースハープも
出典: さよならbyebye/作詞:リーシャウロン 作曲:馬渡松子
この2行では、どこか願望のようにも聞こえる言葉が並んでいます。
嫌いになって別れる訳ではない2人にとって、「再会」は希望の言葉なのかもしれません。
2行目では、2人のこれまでの交流を思わせる言葉です。
好きなCDを貸し合うことで、お互いの好みを伝え合った過去があるのでしょう。
借りた物を恋人が持っていることで心を繋ぎ止めておきたいと思っているのかもしれません。
「おめでとう」と言えるように
悲しまない 悲しまないで
不意打ちを食らう顔 見せないで ピッとしなよ
さよならbyebye 元気でいてね
おめでとうと どちらか言えるとき 会ってみたい
出典: さよならbyebye/作詞:リーシャウロン 作曲:馬渡松子