LiSA【L.Miranic】歌詞の意味を徹底解説！本当の犯人は一体誰？いい子でいられない訳を考察

今や国内で一番波に乗っていると言っても過言ではないアーティスト、LiSA。

「BRiGHT FLiGHT/L.Miranic」彼女が2014年に9月にリリースした初の両A面シングルです。

両曲ともに、アニソン歌手として活躍するLiSAにとっての2作目のノン・タイアップ曲となっています。

LiSA自身が作詞を手がけ、ありのままの彼女の思いが詰まっている2曲。

本記事では2曲目に収録されている、L.Miranicの歌詞を考察していきます。

タイトルの「L.Miranic」

こちらは辞書で調べてもその意味が出てきません。

その意味についてLiSA自身がインタビューに答えています。

「Miranic」は犯人を意味する「Criminal」のアナグラム。冒頭の「L」は「LiSA」を表しています。

つまり、「犯人はLiSA」という意味になるのですが、これはどういうことなのでしょうか。

早速歌詞を見ていきましょう。

重厚なロックサウンドから、どこかけだるさを感じさせる声で歌がはじまります。

描かれるのは濁ったスープを主人公である「アタシ」が飲み干した光景。

これだけみると謎めいています。

このスープは主人公が今まで抑えてきたわがままな感情を意味しています。

言いたくてもずっと言えずに我慢して、胸の内に秘めてきたわがまま。

その感情は隠すことはできても、消すことはできませんでした。

それどころか長い時間、胸の内でくすぶり続けています。

ぐつぐつと音を立てながら鍋の中で煮込まれるように、心の内に凝縮されていったのです。

そうして出来上がったのが濃厚なスープ。これを飲めばどうなってしまうでしょうか。

今まで我慢していた負の感情、それを強めたものを身体に取り込む。当然、普通ではいられませんね。

抑えてきた感情が、膨れ上がって爆発してしまいます。

その結果、主人公はいい子をやめて、わがままな心をありのまま解き放っていくのです。

主人公にはずっと側にいる大切な存在がいます。それが歌詞の中にあるキミです。

キミの望みを叶えるためにならどんな努力も惜しまなかった主人公。

自分のわがまま――気持ちや望みに蓋をして、献身的に尽くしてきたのでしょう。

それこそが主人公が負の感情を募らせていく原因となってしまったのです。

主人公は今までの我慢をすべて、キミへと打ち明けます。

ですが、返ってきた反応はため息混じりで、歯切れの悪いものでした。

主人公は大きなショックを受けます。キミのためにいろんな我慢をしてきたのに、なにもわかってもらえない。

自分の事を理解してくれる人はいなかったんだ。

どうしようもない寂しさに襲われ、主人公は感情を激しく爆発させます。

ショックを受けた主人公はパニックを起こしたように暴れ出します。

爆発した感情のままに、嵐のごとく涙を降らせながら全てを破壊していきます。

実際に物を投げたり、物理的に壊すわけではないのでしょう。

今まで押さえ込み、我慢してきた感情の全てを言葉の刃に変えてキミへと突き刺します。