「WILD EYES/水樹奈々」の歌詞に込められた想いとは！？『バジリスク～甲賀忍法帖～』ED♪

先日ご紹介した水樹奈々さんの「ヒメムラサキ」に続きまして、今回は「WILD EYES」という楽曲についてご覧いただきましょう。

上リンクの記事のとおり「ヒメムラサキ」が収録されているアルバムは存在せずでしたが、「WILD EYES」のほうはいくつかのアルバムに収録されていますし、ライブでもチラチラと演奏されています。

収録アルバムは「HYBRID UNIVERSE」と「THE MUSEUM」です。どちらも良曲揃いなのでぜひチェックを！

上述の「ヒメムラサキ」とともに、「WILD EYES」はアニメ『バジリスク～甲賀忍法帖～』のエンディングテーマ曲として使用されています。

両者が『バジリスク～甲賀忍法帖～』のエピソード内容に合わせて使い分けられており、「WILD EYES」が動バージョン、「ヒメムラサキ」が静バージョンという設定になっています。素敵！

パチンコのほうで有名なアニメかもしれませんが、原作の小説は『忍法帖』シリーズで有名な故山田風太郎先生著という由緒正しさ(？)です。アニメもギャグシーンは皆無といっていいほど無く、闘いの熱気や気迫、愛の物語で構成され涙なしには観ることができない作品となっています。

また、漫画バージョンも発売されていますので併せてどうぞ。作画がよりドラマチックになっていて、これはこれで非常に気迫を楽しめるようになっています。

それでは「WILD EYES」の歌詞をご覧いただきましょう。タイトルが英語なのですが、歌詞は漢字がたっぷりで凛とした印象に仕上がっています。

「WILD EYES」のタイトルから連想される本編シーンはたくさんあるのですが、ここはリスナーの想像次第ということで楽しみましょう。

そして今回も『甲賀忍法帖』と『バジリスク～甲賀忍法帖～』本編の内容にガッツリ触れておりますので、ネタバレを避けたい方はすっ飛ばすようお願い申し上げます。

個人的にはまとめサイトなどをガンガン読んでから本家の作品を鑑賞することもよくあるので、それはそれで良い方法ではないかと思いますがね。このあたりは好みですね。

星の瞬く空で幾年も生き続けることができましょう、そう信じて決闘、そして死に立ち向かう恋人たち。

そしてともに流した血は絆の糸である、と。死を以って結ばれる、圧倒的に強い絆ですね。

「瑠璃色」ということは、この瞳は朧のものを示しているのでしょう。本編では瑠璃色よりも少々紫寄りですが（色の見え方は個人差がありますが）、「瑠璃色」の表現が非常に美麗なのでこれはこれでいきましょうね。

ちなみに弦之介の瞳の色はゴールドで、非常に高貴なコーディネートを楽しむことができます。二人が手を取りあう姿は本当に品格があって美しいのです。

「闇よりの使い～」というのは、朧が自分の瞳術の発動を止めるために自ら薬を使って(七日七晩だけ)盲目になったこと、あるいは同じく瞳術を止めた弦之介のことを指しているのではないでしょうか。

それでも両者は、薬師寺天膳の攻撃に見事に打ち勝ちます。盲目で瞳術が使えなくても関係ないということが「誰も奪えないから」の部分で示されているといえるでしょう。