高い演奏力を持つ3ピース

結成20年のベテラン

ACIDMANの結成は1997年ころ。すでに、20年が経っているベテランバンドです。当初は4人組でした。

1999年から3人編成となります。メンバーはそこから不動の、この3人です。

大木伸夫(ボーカル・ギター)
佐藤雅俊(ベース)
浦山一悟(ドラムス)

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ACIDMAN

3人というシンプルなバンド編成とは思えないほどダイナミックで高い演奏力を持つバンドです。

アコースティックから激しくパンキッシュな曲まで、幅広い音楽性が特徴です。

そしてACIDMANの大きな魅力のひとつは大木伸夫による歌詞の世界観。

元々薬学部出身で薬剤師の免許も持っているという大木の歌詞は、科学や物理の用語も多く出てきます。

時に哲学的だったり、抽象的な表現も多く、難解なテーマを扱ったその世界は他の日本のバンドとは一線を画しています。

今回は、ACIDMANの数多い名曲の中からおすすめ人気曲をランキング形式でご紹介します。

おすすめ人気曲ランキングベスト10

10位:イコール

【ACIDMANおすすめ人気曲ランキングベスト10】1位に輝くのはどの曲?!収録アルバム情報も掲載!の画像

2004年にリリースされた「equal e.p.」のリード曲で、同年リリースの3rdアルバム『equal』に収録されています

このアルバムについて大木伸夫は手塚治虫の『ブッダ』という作品に影響を受けたと語っています。

テーマとしては「生と死」、それが平等にどんな生き物にも訪れる、という感じでしょうか。

ちょっと難しいですが、曲はダイナミックでカッコいいものになっています。

木漏れ日に舞う粒子達が
世界を一つ創り出した
透明な迷路を超えて イコールで繋ぐ
重なる声と リアリズムに乗って
生ける日々が 弾け飛んでいた

出典: イコール/作詞:大木伸夫 作曲:ACIDMAN

9位:リピート

【ACIDMANおすすめ人気曲ランキングベスト10】1位に輝くのはどの曲?!収録アルバム情報も掲載!の画像

2003年にリリースされたシングル曲で、2ndアルバム『Loop』に収録されています

ゆったりとしたテンポの中で美しいメロディーが流れていく曲です。

サビに向けてどんどん盛り上がっていくテンションがたまらなくカッコいいです。

「リピート」というタイトルと歌詞からは、雄大な時の流れと輪廻のようなものが感じられます。

ひっそりと揺らぐ木
感情から少し離れている気がして
光を内部へ
急いで 求めて
くり返して くり返して

繋いだ音に 意味を重ねて
混ざりあう海と太陽を見てた
浮かべたのは唄 木々は気付いた
流れ去る日々よ 何を手に入れた?…

出典: リピート/作詞:オオキノブオ 作曲:ACIDMAN

8位:アルケミスト

【ACIDMANおすすめ人気曲ランキングベスト10】1位に輝くのはどの曲?!収録アルバム情報も掲載!の画像

2012年リリースのシングル曲で、2013年リリースの9thアルバム『新世界』に収録されています。

この曲はパウロ・コエーリョの小説「アルケミスト」を下敷きにしていると言われています。

この小説は世界的ベストセラーで、「運命とはあらかじめ決められたものではなく、自分の責任で実現するものだ」ということをテーマにしています。

この曲も、自分で運命を切り開こうとする人の背中を後押しするような曲だと思います。

ハローアルケミスト
太陽の魔法で 世界の秘密だけ もう一度聞かせておくれ
ハローアルケミスト
何億もの夢を 夜空に蒔いたから 小さな星に変えてくれ

出典: アルケミスト/作詞:大木伸夫 作曲:ACIDMAN