根強い人気を誇り続けるBLANKEY JET CITY

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BLANKEY JET CITYは、1987年結成の日本のロックバンドです。

1990年にメジャーデビューし、解散に至る2000年までの約10年間を全速力で駆け抜けてきました。

その圧倒的なセンスと技術を誇る演奏力、心に突き刺さる唯一無二の歌詞、3人がうむ極上グルーヴ感。

彼らの音楽は、古びるどころかより鮮やかさを持って、ファンを魅了しつづけています。

時に、その過激な歌詞やパフォーマンスから社会的に反発を受けることもありました。

それでも歌謡曲色が強い日本の音楽シーンでロック魂を突き詰めた彼ら。

現代J-ROCK界の礎を築いたバンドといっても過言ではないでしょう。

そんなBLANKEY JET CITYの、いま聴くべき伝説の名曲をご紹介します。

TOP10.悪いひとたち

物議を醸し出した衝撃作

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1992年発表。BLANKEY JET CITY初期の代表作ともいえる一曲です。

1990年にはすでに東芝EMIに所属。

メジャーシーンで活動していた彼らですが、この曲はインディーレーベル「東京ピストル」からのリリース。

後に3rdアルバム『C.B.Jim 』に収録されましたが、アルバム版では歌詞が一部変更されています。

なぜインディーレーベルでの発売だったのか、そしてなぜ、アルバム版では歌詞が変更されたのでしょう。

それは、思わず眉を潜めてしまいそうな、センセーショナルな言葉が並ぶ作品だったからなのです。

感情は音楽で表現する

悪いひとたちがやって来てみんなを殺した
理由なんて簡単さ
そこに弱いひとたちがいたから
女達は犯され
老人と子供は燃やされた
若者は奴隷に
歯向かう者は一人残らず皮を剥がされた

悪いひとたちはその土地に家を建てて子供を生んだ
そして街ができ
鉄道が走り
悪いひとたちの子孫は増え続けた
山は削られ
川は死に
ビルが建ちならび
求められたものは発明家と娼婦

出典: 悪いひとたち/作詞:KENICHI ASAI. 作曲:TOSHIYUKI TERUI. 

今でいう放送禁止用語が並ぶリリックは、過激性からもちろん物議を醸し出しました。

しかし作詞をした浅井健一(ことベンジー)は、「素直にその時、感じていたこと」を歌ったと語っています。

BLANKEY JET CITYはロックを追求しつづけたアーティストです。

ある意味でロックの原点であるアメリカに強い憧れをもっていたでしょう。

けれどもある時、何かをきっかけに憧れのアメリカの深い闇を知り打ちひしがれた

憧れの対象に裏切られた時に抱くある種の絶望感と強い反発の心。

浅井健一はその心を、ロックという表現方法で表現したのではないでしょうか。

この曲は、発売後オリコンインディーズランキングで1位を獲得。

BLANKEY JET CITYファンの中でも語り継がれる名曲となりました。

曲の最後には「きっとかわいい女の子」というフレーズが繰り返されます。

憧れの対象を超え、自分が新たなロックをつくっていくという意思を感じざるを得ません。

TOP9.ガソリンの揺れ方

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1997年発売、メジャー8枚目のシングル曲。

のちに6枚目のアルバム『LOVE FLASH FEVER』にも収録されました。

なんといっても、3人の高い演奏力に鳥肌が立つ一曲です。

イントロの浅井健一のギターソロ、そこからはじまる3人のぴったりと息のあった演奏と、激しいグルーヴ感。

ロック好きではなくとも知らず知らずに体が動き出す曲です。

俺はただ音楽をやって生きる、というまっすぐさを感じる歌詞も必聴です。

TOP8. Don’t kiss my tail

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1997年発売、10枚目のシングル『左ききのBaby』のカップリングで、隠れた名曲とされているのがこの曲です。

アメリカ映画『イージーライダー』をイメージしたといわれています。

軽快でどこかゆるさをもったメロディーがなんとも心地よいサウンドです。

若い頃にピンと張り詰めていた力が抜け、気楽に生きるベンジーそのものを歌った曲かもしれません。

初期の作品に比べメロディーラインがわかりやすく、初めてブランキーを聴く人も馴染みやすい一曲です。

TOP7.いちご水

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1994年発売のシングル『風になるまで』のカップリング曲で、ブランキーとしては数少ないラブソングです。

旋律は切なく、恋愛の持つはかなさや虚しさを感じさせます。

伝説的な解散ライブ「LAST DANCE」で演奏されたこの曲を聴き、多くのファンが涙したといわれています。