かつての少年少女の決意

二度と来ない日々を忘れないで
必ず誰かと出会えるから

Far away その道は続いて行く
それでも立ち止まらないで
それでいい
今も You're The Prince, The princess is still in your heart
必ず夢は叶う
そう叶えられる きっと

出典: It's So Far Away/作詞:角松敏生 作曲:角松敏生

遠くを見つめるように過去を顧みる必要はないです。

心のうちではまだ青春は終わらないと足掻くことこそ大事かもしれません。

やり残した夢があるからまだ生きている。

そんな想いを改めて確認することが大事なのでしょう。

心という自分からまったく距離のない場所にかつての東京少年少女がいます

思いをもう一度燃やすことは不可能なことではありません。

教室の中の大人と子どもの構図は今、格差社会の上級国民とその他大勢の関係に相似します。

価値の転覆を企てる歴史的な意義はまだまだ不変なのです。

角松敏生はかつての東京少年少女にあなたはまだ心の中でプリンスでありプリンセスだと歌います。

今の彼らの実際は格差社会の下層にいるかもしれないのに。

再び現実に抗う夢を叶えようじゃないか。

その想いは本当に実現します。

ただし、何かしらのアクションを現実で起こすことが求められるでしょう。

東京少年少女にはそれができると角松敏生は信じています。

そしてリスナーも同様にこの物語を信じたい思いを抱えるはずです。

「東京少年少女」よ永遠に

東京少年少女

これは現代の子どもたちに託した夢でしょうか。

あるいは角松敏生のかつての闘いを振り返ったものなのか。

どちらの答えであっても当て嵌まるようにどの楽曲も丁寧に作詞されています。

ここまであらすじを追ってきましたが、現実社会にこそストーリーはあるのです。

ストーリーの起点が教室の片隅というどこにでもあるものであったこと。

私たちは現実のどこからでも新しいストーリーを開始することができます。

夢を追うためのストーリーです。

現実の東京少年少女には年齢設定などありません。

いつでも夢を呼び起こして今を変えてゆくことを選んでいいのです。

ただし持続させることが必要だと角松敏生は付け加えるかもしれません。

彼自身が葛藤しながら掴んだ夢というもの。

今以上に何かを成し遂げたいという夢を彼は持ち続けているでしょう。

教室の中の閉塞感に違和感を持っていたかつての東京少年少女。

今、本当に蔑みの目に傷められている東京少年少女。

すべてのリスナーにチャンスがあると約束してくれているような気がします。

新しく置き換える価値をともに創り出すための架空のミュージカル「東京少年少女」。

この架空の空間で生きた経験はきっと現実生活を変える一助になる気がします。

手を携えて勇気を持ってともに話し合えたら嬉しいです。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

OTOKAKEと角松敏生の軌跡

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WAになっておどろう

こちらの記事はV6のバージョンを参考にしています。

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