強く吹く風・つかない線香・実家の無い故郷など、切なさを綴った「吾亦紅」。
悲し気な花ですが、風の中でその花のように強く生きた人がいたのです。
最後まで子供の頃のように母親を呼ばなかった歌の主人公は、それを痛いほど分かったのでしょう。
この後は歌の主人公も「吾亦紅」のように生きていくのでしょうか。
新しく踏み出す道に吹く風が、母のように優しいものであることを願います。
街中でも出会える花の歌
続いても花の名前をタイトルに使った楽曲をご紹介します。
4月の終わりから5月初旬にかけて咲く「ハナミズキ」。
いうまでもなく一青窈さんの代表曲でもあり、日本の名曲としても歌い継がれている楽曲ですね。
最近では街路樹に植えられることも多くなった「ハナミズキ」。
花と歌詞に隠された秘密を知ると、毎年の開花が待ち遠しくなります。
一青窈の代表曲「ハナミズキ」の歌詞の意味を紐解く - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
『君と好きな人が百年続きますように』。そう歌われているこの歌は、ウエディングソングとしても人気の一曲です。しかしこの歌はもともと9.11テロに際して書かれたものでした。その詩に込められた切なる願いとは。大切なひとへ向けた大きな愛情が見えてきます。
1度は育てたことがある花
次にご紹介するのは折坂悠太さんの「朝顔」。
種をまけば発芽してそれほど手をかけなくても咲いてくれる花。
鉢植えなどで育てた経験がある方も多い花ですね。
夏の朝は朝顔とラジオ体操が似合います。
ありふれているようで人の暮らしに寄り添い、静かにそこにいるのでしょう。
存在を消すのではなく心を見ている花。
折坂悠太さんが育て咲かせた「朝顔」の世界で今を見直してみませんか。
折坂悠太【朝顔】歌詞の意味を考察!朝を愛すとどんな日常になる?咲き誇った花の色から心情を読み解く! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
何気なく過ごしている日常を、つい当たり前だと感じてしまいます。しかし生きているからこそ、いつ何が起こるのか分かりません。幸せも一瞬で崩れ去ってしまう可能性だってあるのです。折坂悠太が歌う「朝顔」は、今生きていること、幸せな日常は当たり前ではないことを教えてくれます。
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