美川憲一【さそり座の女】歌詞を徹底考察！女を弄ぶとその後が怖い？ジワジワと回るさそりの毒にご用心！

美川憲一の代表作「さそり座の女」は1970年代に発表されました。

シュールで過激な歌詞が耳に残るこの曲は大ヒットかつロングランヒットとなっています。

オリジナルを知らなくても、物まねシーンなどで目にし歌えるというほど。

カバーも多く、サビの部分は誰もが知っているといっても過言ではありません。

そんな「さそり座の女」の歌詞を読み解いていきます。

会話のように始まるこの曲。

この曲はどんな場面、シチュエーションを描いた曲なのでしょうか。

歌詞の中を覗いていきましょう。

相手の言葉を否定する言葉で始まります。

何を否定しているのでしょうか。

否定の後に、自分がさそり座であることを告げています。

それならばこの前に男性は、「君は○○座なの？」というような問いかけをしたのではないでしょうか。

男性が問いかけた星座は、さそり座以外のよう。

星占いで、女性らしいとか、おとなしいとか、若しくはさっぱりしているとか。

そんな風に言われる星座を男性は目の前の女性に投げかけたのかもしれません。

そして、彼女が思いがけず自分はさそり座であることを告白し、男性は冗談のように流している様子。

ラブアフェアを楽しんだ後の気楽な会話として男性は、星座の質問をしたのでしょうか。

まだ、この段階では男性も余裕を楽しむ雰囲気がみえるようです。

女性の星座を聞いて、特にそれを気に留めるでもない男性。

それに対し、主人公である女性はさそり座の性質について説いていきます。

知らないなら教えてあげるわ。

さそり座の女性は、さっぱりしていないし、男性に従順でもないの。

自分がこの人と決めたらその人にずっとついていくのよ。

そんな風に男性をじわじわと脅かします。

何をそんな、冗談だろ。

そんな風に言いながら男性はまだ本気にはしていないでしょう。

この歌の主人公はさそり座の女性。

何だか意味深な、さそり座という星座は星占いではどんな位置づけなのでしょうか。

星占いでは10月後半から11月前半生まれの人がさそり座に振り分けられます。

ギリシア神話の中では、英雄オリオンを殺害する道具として使われたさそり。

その功績により天に召し上げられ星座に加わったのだとか。

星占いによると、さそり座は情熱的で一つのことに集中する傾向アリなんだとか。

恋愛においても、わき目もふらず「この人」と決めた人にじわじわ突進タイプ、だそう。

そう聞くと、恋のお相手としては浮気の心配もなさそうで良いのではと思えてきます。

そう、本命の相手ならこれほど安心で安定の相手はないでしょう。

しかし、もし遊び相手に「さそり座」さんを選んでしまったら...。

当たるも当たらぬも八卦ですから、さそり座さん全てに共通するわけではありません。

時と場合によっては、この歌のように変身するさそり座女性も、もしかしたらいるのかも。

というよりも、女性はみんな多かれ少なかれ「さそり座」の要素を持っているのかもしれません。