リリース情報

2020年2月にリリース

【ムズイ】は2020年2月26日にリリースされました。

同曲を歌いあげるのはデジタル声優アイドルグループの「22/7」

2016年に秋元康の総合プロデュースの元、誕生した声優ユニットです。

彼女たちは実際の声優が声を当て、アニメのキャラクターとして活動しています。

ちなみに同曲は「22/7」の5thシングルとしてリリースされました。

シングル名はタイトルと同様、【ムズイ】です。

初回仕様限定盤にはType-AとType-Bが存在し、オリコン最高位では2位を獲得

「22/7」史上、最も注目を集めたシングルといえます。

また同シングルには【ムズイ】の他にも【空のエメラルド】などの楽曲を収録。

この2曲はアニメ「22/7」のオープニングとエンディングにそれぞれ起用されています。

TVアニメ「22/7」オープニングテーマに起用

22/7【ムズイ】歌詞の意味を徹底解釈!生きる理由を見つけるには?問いかけ続ける心情を解き明かす!の画像

【ムズイ】はアニメ「22/7」のオープニングテーマとして起用されています。

アニメ「22/7」は、同曲を歌いあげる「22/7」のメンバーが登場人物として出演するアニメです。

キャラクターたちはアイドルグループとして奔走し、時に苦悩します。

カメラの前では笑顔を振りまき、可憐な姿を見せる「22/7」。

しかしぞの裏側では、自分の人生や生き方に苦悩します。

アニメ「22/7」ではそんな彼女たちの葛藤を描いたアニメです。

【ムズイ】というタイトルも彼女たちの心の声そのもの。

生きていくこと、夢を追うことの難しさなどが歌詞から伝わってきます。

アイドルのイメージとは裏腹に、少々ダークな一面が垣間見える同曲。

しかし忙しなく活躍する、少女たちの本音が赤裸々に描かれているともいえます。

率直な彼女たちの声に共感する方も多いでしょう。

路頭に迷う彼女たち

希望を見いだせない

「大人たちは簡単に言うけど…
私にとっての希望って どこにあるの?」

出典: ムズイ/作詞:秋元康 作曲:後藤康二(ck510)

冒頭の歌詞は語り口調で始まります。

切なさが漂い、切実ともいえるフレーズです。

アイドルのイメージとはそぐわない、ネガティブな言葉ともいえます。

この歌詞をアニメ「22/7」に当てはめて考えてみましょう。

アニメでは主人公をはじめとしたキャラクターが突如、芸能事務所に集められます。

そして矢継ぎ早に、アイドルグループとしてのデビューを宣告

次々とレッスンや仕事が与えられ、言われるがままに彼女たちは指示をこなします。

「22/7」は作中で徐々に人気グループへと成長。

しかし時に与えられた指示に反感を感じたり、疲労困憊でどうしようもなくなったり…。

彼女たちは疑問や不安を覚えることもしばしば。

「私は本当にアイドルになりたかったのかな…?」

思うようにいかない毎日に、思わずそう感じてしまうこともあります。

この歌詞は厳しい現実を突きつけられた、彼女たちの心の叫びともいえるでしょう。

自分のしたいことが出来ない

途切れることのない車の往来に
国道 渡れなかった
誰かの言葉とか 冷たい眼差しに
心が委縮するように…

出典: ムズイ/作詞:秋元康 作曲:後藤康二(ck510)

元はといえば勢いよくアイドルの道を目指していた彼女たち。

しかしその業界に足を踏み入れるほど、二の足を踏んでしまうようです。

この歌詞からは、自分たちの勢いや想いがしぼんでしまったことを読みとれます。

社会の荒波やあらゆるハードルをくぐりぬけ、アイドルになろうとした彼女たち。

しかし思いがけず風当たりは強く、思うようにいきません。

人の目に触れれば賛否両論の

アイドルといえど、楽な仕事ではありません。

非常に過酷で、現場へ急に放り出された彼女たちにとっては辛い現実でした。

そんな風にさらされるうち、自分の理想や希望は潰えてしまいます。

気持ちはどんどん後ろ向きになり、自信もなくなってしまうのです。

思うようにいかず、自分のしたいこともできない彼女たち。

そんな彼女たちの切ない気持ちが表れている歌詞といえます。

何故こんなにも辛いのか

何をしても上手くいかない

「自分がどこにいるのかわからない 何も見えない世界で途方に暮れている
どっちにむかって進めばいいの?もうどこへも歩きたくない」

出典: ムズイ/作詞:秋元康 作曲:後藤康二(ck510)