奇跡の4人組バンド!
常田大希(Gt.Vo.)
勢喜遊(Drs.Sampler)
新井和輝(Ba.)
井口理(Vo.Key.)
出典: http://kinggnu.jp/biography
もともと常田大希さんが2015年にSrv.Vinci(サーヴァ・ヴィンチ)として活動を開始しました。
そのかたわら常田大希さんはDTMP名義でソロ活動も展開されています。
さらにメンバー交代を経て4人体制になった後、2017年4月にSrv.VinciからKing Gnuに改名!
そんな流れがありますので、奇跡の4人組でのSrv.Vinci時代も存在します。
- 2015年:Srv.Vinci始動
- 2017年4月:King Gnuに改名
- 2019年1月:メジャーデビュー
4人とも個性が際立つ音楽性豊かなメンバー。そのプロフィールをたっぷりご紹介しましょう。
人気ランキングとして順位がついていますが、これはTwitterのフォロワー数で判断しました。
ただそれだけですので、順位はむしろ気にしないでくださいませ。全員1位の奇跡の4人です!
4位:勢喜遊
- 1992年9月2日生
- 徳島県阿南市出身
ドラム&サンプラーの勢喜遊(せきゆう)さん。ライブでは踊るドラマーとして話題騒然です。
お父様がドラム、お母様がボーカルの元プロミュージシャンという音楽一家で育ちます。
2~3歳からスティックを握っていたとか。小学4年生から始めたのはヒップホップダンス。
中学では吹奏楽部でパーカッション……音楽とダンスが常に身近にある生活だったわけですね。
高校からバンド活動を始め、19歳で上京。音楽的なルーツはブラックミュージックになります。
上京後に常田大希さんと知り合ってから取り入れるようになったサンプラーもお見事です。
無類の豚汁好き!というエピソードも有り。ご自分で作り、豚汁パーティーを企てているとか。
ところが引きが弱いため、参加者がいない……という残念な結果になりがちなんですって。
お茶目……。ゴボウの灰汁を取りすぎないところがポイントだそう。さすがアクが強いドラマー!
こんなにアクが強いドラマーの勢喜遊さんですが、2019年にめでたくご結婚されました。
学生時代はモテモテだったそうですが、現在の奥様と出会ってからは6年間奥様一筋!
King Gnuのシングル「Teenager Forever」PVの中に勢喜遊さんの新婚旅行ムービーが入っていたのは有名です。
そして奥様はプロの三味線奏者!勢喜遊さんの音楽一家に新しくミュージシャンが加入したことになります!
ジャンルは違いますが津軽三味線とロックやポップスのコラボも増えているので、音楽家としてお互い刺激しあっているのでしょう。
勢喜遊さんのドラムと奥様の三味線コラボも聴いてみたいものです!
3位:新井和輝
- 1992年10月29日生
- 東京都福生市出身
ベースの新井和輝(あらいかずき)さんは高校で軽音楽部に所属しつつ、ジャズに傾倒。
ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジカン)のコピーから始めたというエピソードもあります。
別の大学に通いながら、国立音楽大学のビッグバンドのサークルでベースを担当されていました。
セッションを重ねるなかでドラムの勢喜遊さんと出会い、常田大希さんともつながります。
井口理さんとは2019年1月時点でルームシェアしているという仲良しぶり。
福生出身でジャズ……やはり音楽的なルーツはブラックミュージックというわけですね。
ちなみにベーシストの新井さんが弾いているのは5弦ベース。
5弦ベースは一般的な4弦ベースよりも高度なテクニックを要します。
しかも4弦ベースよりも重いので弾くときに体力も必要です。
これだけでも5弦ベースを軽々と弾きこなす新井さんはかなりのテクニックの持ち主であることが分かります。
また新井さんが操るのは5弦ベースだけでなく、バンド内ではシンセベースやコントラバスも担当。
King Gnuはメンバーの1人1人が個性と才能を兼ね備えていますが、やはり新井さんも間違いなく天才の1人なのです。
2位:常田大希
- 1992年5月15日生
- 長野県伊那市出身
ひとりでSrv.Vinciを始め、King Gnu全曲の作詞作曲もしている常田大希(つねただいき)さん。
さらにPERIMETRON(ペリメトロン)というクリエイティブレーベルも主宰されています。
そのうえDaiki Tsuneta Millennium Parade(DTMP)名義でソロ活動も展開。まさに奇才!
東京藝術大学でチェロを専攻しつつ、実は1年足らずで辞めたそうです。
ただ在籍中には小澤征爾さんの楽団に参加していたという経歴もあります。
そもそも音楽一家に生まれ育ち、中学生からMTRで曲作りをしていたとか。
クラシックの素養がありつつ、ケンドリック・ラマーやオアシスもリスペクトしているわけです。
まさにKing Gnuの音楽性「トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル」そのもの。
しかもポジティブな歌詞で、J-POP=ポップミュージックにこだわっているところが魅力です。
自称ダミ声のボーカルと弦楽器の達人ならではのギターも垂涎モノ。
メインボーカルの井口理さんの高音ボイスとのハーモニーも必聴です。
また常田大樹さんといえばキングヌーのギタリストですが、アルバムではチェロの腕前もたびたび披露してくれています。
なにしろ中退したとはいえ東京藝術大学チェロ専攻。
東京藝術大学のチェロ科は毎年3~5名ほどの入学者しかいない超難関コースです。
しかも合格基準を満たしていなければ「合格者なし」も当たり前の、プロ演奏家の登竜門!
合格できるだけでもはや驚愕の才能の持ち主であることに間違いはありません。
そして2020年2月にはファッションショーの音楽制作を担当。
NYのショーではチェロを生演奏で弾いています。
このときはKing Gnuメンバーの井口理さんもラジオオールナイトニッポンで、僕もかっこいい仕事が欲しいと嘆く場面も話題になりました。
なにかにつけカッコイイ常田大樹さんと、つい笑いに直結しがちな井口理さんも絶妙な凸凹コンビ。
King Gnuはメンバーのバランスがすごく良いので、メンバー間のやり取りを観るのも1つの醍醐味です。
常田大希ソロDTMP
King Gnuは音楽性の幅が広いので、最初にどの曲を聴くか?によってイメージが変わるでしょう。
例えば「Tokyo Rendez-Vous」なら、常田大希さんは拡声器で車内ラップを展開するヤンチャな人?
ストリート系と思い込む可能性すらあります。ところがクラシック畑の人でもあるわけです。
どっちが表?裏?と区別するのは難しく、たくさんの要素が混在しているだけかもしれません。
ただKing Gnu以前、Daiki Tsuneta Millennium Parade(DTMP)名義のソロは非常に前衛的!
常田大希さんの奥底に隠された顔ともいえるDTMPの曲を聴いてみましょう。
「http://」ティザー映像

Daiki Tsuneta Millennium Parade「http://」Album Teaser
まず2016年7月にリリースされたDTMPの1stアルバム「http://」のティザー映像です。
芸術的というか前衛的というか、常田大希さんの裏の顔?をチラ見できたのではないでしょうか。