タイトルの意味は「愛の名前」
約一年ぶりのリリース!
2019年5月29日にシングル『Name of Love』をリリースしたcinema staff。
音源の発表はアルカラとのスプリットEP『undivided E.P.』から約一年ぶり。
ファン待望の本作ですが、歌詞には一体どんな意味が込められているのでしょうか。
タイトルは直訳すると「愛の名前」ですが…?
歌詞を読んでみると、なぜか世界に「さよなら」と呼びかけています。
とても意味深な歌詞なのですが、そこに込められた本当の意味を独自に解釈してみました。
『進撃の巨人』エンディングテーマ
『進撃の巨人』のために書き下ろした!
『Name of Love』はアニメ『進撃の巨人』Season 3 Part.2のために書き下ろされました。
cinema staffといえば、同アニメのエンディングテーマに『great escape』が使用されヒットしたことで知られています。
2013年8月のことなので、約6年ぶりに抜擢されたということに。
前回の歌詞は勇ましい内容でしたが、今回は趣が違っているようです。
アニメ本編の内容も主人公エレンが巨人になれる能力を手に入れるという比較的序盤だった前回。
今回は本編も物語の核心へと近づいているからか、意味深な歌詞が並んでいます。
MVをチェック!
美しい海の景色
MVが始まってすぐ、海岸からまっすぐに海中へとカメラは移動します。
美しい海の映像と演奏シーンが交差し、カメラは地上へ。
海だけでなく地球上のあらゆる自然が映し出され…日が昇りそして日が落ちていく…
激しい演奏シーンへ繋がり、MVはクライマックスを迎えていきますが映像は何を表現しているのでしょうか。
なんとなく命の輝きや、抗いがたい運命といった人間の力ではどうにもできないものを表しているようにも感じました。
現在、公開されているMVはショートバージョンですが、十分楽曲の良さが伝わる出来ですね。
さて、壮大な雰囲気のMVでしたが、歌詞の方はどうでしょうか?
この後は歌詞の解説をしていきたいと思います。
歌詞を解説!
さよなら世界?
さよなら世界
並ぶ影 伸びて交わらない
願い 光 まだ知らない景色 探していたんだ
ただひとつ約束交わそう
出典: Name of Love/作詞:三島想平 作曲:cinema staff・野村陽一郎
いきなりインパクトのある言葉から始まる歌詞。
「自らの命を絶った」という連想もできそうな不穏な雰囲気ですが、歌詞を読み進めるとその真意が分かります。
さて、どうやらこの歌詞の主人公は過去のことを思い出しているようです。
日が昇っている時間(「影」から)に誰かと並んで立っていたのでしょうか。
その頃はまだ「希望」に満ちた気持ちを抱いていたというのが歌詞から伝わります。
『進撃の巨人』でいうと、訓練兵団にいた頃の話なのかもしれません。
主人公は誰かと何かを約束したのだとか…
一体、どんな内容の約束なのでしょう。
僕のこと忘れないで
僕らだけの名前を呼びあって
僕らだけの喜び 分かち合った
僕らだけの言葉で確かめて
僕らだけの痛みを抱きしめた
この世界のどこか 未来で会えるなら
忘れないでいて 僕のこと 本当のこと
出典: Name of Love/作詞:三島想平 作曲:cinema staff・野村陽一郎