「cinema staff」というバンドについて

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結成から現在まで

cinema staff2003年に岐阜県にて結成されました。

現在のメンバーである辻、飯田、三島の3名が高校の同級生ということもあり、高校時代に前身バンドREALを結成。そこから現在のcinema staffが始まったとされています。

結成後は精力的に活動を続け、2004年のTEEN'S MUSIC FESTIVAL 2004 岐阜大会ではTEEN'S大賞を獲得しました。

その後、2008年には残響レコードよりインディーズデビューを果たします。

2011年には、iTunes Storeが選出する、最もブレイクが期待できる新人アーティストに選ばれ、2012年には第4回CDショップ大賞2012の地方賞作品に、彼らの1stフルアルバムcinema staff』が東海ブロック賞を獲得します。

そして、同じ2012年には、ポニーキャニオンよりメジャーデビューを果たしました。

2013年からは「地元への恩返し」という意味を込めて、自主企画フェス「OOPARTS」を毎年開催しています。

結成からまもなく15年、順調に波に乗っているバンドと言えるでしょう。

メンバー

cinema staffは

辻友貴(つじ ともたか、ギター

飯田瑞規(いいだ みずき、ギター、ボーカル)

三島想平(みしま そうへい、ベース

久野洋平(くの ようへい、ドラム

の4ピースバンドとなっています。

ドラマー以外の3人は結成時からのオリジナルメンバードラマーは現在4人目となっています。

上で述べたように辻、飯田、三島は高校時代からの仲ということもあり、メンバー同士が非常に仲の良いバンドという印象がありますね。

音楽性

彼らの音楽性は一言で表すのが難しいです。

ジャキジャキとしたギターのサウンドに強くも甘いボーカル、癖のある独特なメロディに掴みどころの無い変拍子、全体的に少々難解な聴きごたえのある曲が多いという印象があります。

ポストロックというジャンルに分類されるのでしょうか?

高い演奏技術から繰り広げられる難解な音楽は、非常に面白いです。

ライブでは、辻(ギター)の激しいギタープレイも見どころの一つですね。

「great escape」とはどういう曲?

収録CD

「great escape/cinema staff」360°ライブ映像公開?!人気アニソンの歌詞♪の画像

この曲は、cinema staffの通算4枚目、メジャーでは3枚目となるシングルとして、2013年8月21日にポニーキャニオンからリリースされました。

カップリングには、同年7月11日に渋谷クラブクアトロにて行われた全国ツアー『僕たちの秘法』のファイナル公演のライブ音源が6曲収録されています。

オリコンチャートでは、2013年9月2日付のシングル週間ランキングで12位を獲得。これは彼ら史上初となるTOP20入りとなりました。

cinema staffが躍進を遂げるきっかけとなった曲と考えられますね。

アニメ『進撃の巨人』EDテーマ!

「great escape/cinema staff」360°ライブ映像公開?!人気アニソンの歌詞♪の画像

この曲は、テレビアニメ『進撃の巨人』の後期エンディングテーマとなっています。

これは、cinema staffとして初めてのタイアップとなりました。

『進撃の巨人』と言えば、インパクトの強いあのオープニングを思い出す人が多いと思いますが、この「great escape」もアニメファンから評判に評判の高い曲となっています。

このタイアップの効果で、2013年9月2日付のビルボードシングルチャートのアニメ部門で堂々の1位を獲得しました。

この曲をきっかけとしてcinema staffを知ったというアニメファンの人は、とても多いのではないでしょうか。

歌詞に迫る

「great escape/cinema staff」360°ライブ映像公開?!人気アニソンの歌詞♪の画像

『進撃の巨人』の世界観を表現した歌詞

例えば俺が俺じゃないとして、お前はお前だと言いきれるのか?
砂の器を壊して、こぼれた心を拾って集められるか?

出典: https://twitter.com/Iverson_lyrics/status/923475134807023616

「例えば俺が俺じゃないとして、お前はお前だと言いきれるのか?」、冒頭からかなり疑心暗鬼に包まれた歌詞となっています。

この曲が『進撃の巨人』のエンディングテーマとなったのはアニメの後半。ちょうど巨人となる人間の存在が浮き彫りになった頃でした。

それまで人間が巨人化するなど考えたこともなかった人類。

しかし、巨人化する人間の存在がわかると、「実はこいつも巨人なのではないか」という疑心暗鬼が生じてきます。

「俺がもし巨人だったとして、お前はお前が巨人じゃないと言い切れるのか?」、そんな人類の葛藤を上手く表現したフレーズとなっていますね。