リズムゲームの人気曲としても有名!「回レ!雪月花」
「回レ!雪月花」はテレビアニメ「機巧少女は傷つかない」のエンディング曲として使用されていました。
アニメから曲を知ったという人もいますが、リズムゲームでこの曲を知ったという人も多いようです。
だいぶテンポが速い曲なので、難易度も高くやりがいがある曲なのだとか。
ゲーセン内のリズムゲームには大体入っている曲ですが、最近ではスマホのゲームにも登場しています。
お祭り雰囲気で楽しく聴ける
歌うのは至難の技?まさに機巧!
一度曲を聴いてもらえれば分かるかと思いますが、とにかくペースが速い曲です。
その上歌詞を詰め込んでいるし、発音しにくい言葉がたくさん並んでいる様子。
ボカロ曲でも一時期早口言葉のような楽曲が流行りましたが、それらに負けないくらい難易度が高い曲。
実際に収録をした声優さん達もかなり苦戦したようです。
「回レ!雪月花」の歌詞解説
時代の流れ
さぁさぁさぁ
これよりご覧いただきますのは
カブキ者たちの栄枯盛衰
時代は常に日進月歩
聞いてってよ老若男女
一見は勧善懲悪
悪者どもを一刀両断
「でもホントにそれだけで楽しいの?」
もうなんだって蒟蒻問答
出典: 回レ!雪月花/作詞:ヒゲドライバー 作曲:ヒゲドライバー
ざっと歌詞を見ただけでも多くの四字熟語が含まれていることが分かります。
歌詞3行目と4行目に注目すると、どうやら何か物語を聞かせている様子。
歌詞7行目までは、この世の時の流れや悪は懲らしめられるストーリーが展開されています。
時代というのは日々進化していますし、人によって調子が良い時と悪い時は違うもの。
悪いことはしてはいけないことで、善い行いを心がけなさい。
常識的で当たり前のようなこと。
そしてこの手の内容のお話は世の中にたくさんあります。
しかし歌詞8行目で疑問を投げかけています。
恐らくストーリーとして語られていた7行目までが世の「正しい」ことでしょう。
しかし問いかけは「正しさ」ではなく「楽しい」かどうかを聞いています。
例えば、友達にちょっとしたイタズラを仕掛けたとしましょう。
する側もされる側も許容範囲のイタズラ内容であれば、お互いに楽しく笑い合うことができます。
しかし正しさという視点から見ると、イタズラをする側は相手を欺いているので悪いことです。
イタズラは悪いことだからしてはいけない、となるとそれも少し違和感があります。
実際にイタズラを通して、さらに仲が良くなる可能性も考えられるからです。
正しいことが良いに越したことはないけれど、正しさばかりでは楽しさが欠けることもある。
この正しいことと、楽しいことは文章にすると分かりやすいですが、生活に当てはめると難しい所もあります。
そして「正しさ」と「楽しい」が混ざってしまって会話になってのが歌詞の最後の行で表しているようです。
この時は今しかない
どこからともなく現れて
すぐにどこか行っちゃって神出鬼没
チャンスを待ったら一日千秋
追いかければ東奔西走
時代は常に千変万化
出典: 回レ!雪月花/作詞:ヒゲドライバー 作曲:ヒゲドライバー
物事には、それを行うタイミングが存在します。
まだ自分には早いことだと後手に回してしまうと、結局やらず終いに。
逆に急いで取り掛かってしまうと、思ったような結果が得られないこともあります。
そして意識的にタイミングを図ろうとすれば思った以上の労力がかかることも。
中にはタイミングを図り過ぎて自ら逃してしまうことだってあります。
タイミングが来たと感じた時は思い切り行動を起こしましょう。
もし来たと感じたタイミングがズレていたとしても、次のタイミングを掴む感触が掴めるかもしれません。
他人の気持ちは他人しか分からない
人の心は複雑怪奇
「でも本気でそんなこと言ってんの?」
もうどうにも満身創痍
嗚呼、巡り巡って夜の町
キミは合図出し踊りだす
出典: 回レ!雪月花/作詞:ヒゲドライバー 作曲:ヒゲドライバー