上坂すみれの「パララックスビュー」とは?
上坂すみれの「パララックスビュー」は2014年3月に発売されたシングルです。
作詞は大槻ケンヂ、作曲・編曲はNARASAKIの二人。特撮、絶望少女達のコンビによる楽曲です。
発売前からMVがYouTubeで公開されていて、話題になっていました。
今回は作詞者の大槻ケンヂを紹介するとともにMVの何が面白いのかを探ってみました。
作詞者の大槻ケンヂとは?
作詞者の大槻ケンヂは『筋肉少女帯』というバンドのボーカルとベース、作詞を担当しています。
御年51歳(2018年1月現在)で一度は音楽界の表舞台から身を引いたのですが、最近になってフーチャ-されるようになりました。
氏の肩書は多岐にわたり作家、作詞家、シンガーソングライターとバンドマンの顔を持っているアーティストです。
アニメなどのサブカルチャーにも理解が深く、また、芸能界の友好関係も幅が広いことで知られています。
なぜMVが話題なのか?
今回紹介する「パララックスビュー」のMVが、ここ最近再び注目を浴びています。
90年代ソングが流行る中、MVの面白さに気付いた中高生がツイッターなどSNSで話題にしてちょっとしたブームになっています。
YouTubeの再生回数は100万回を超え、ロングヒットの様子が伺えます。
上坂すみれの「パララックスビュー」のMVが面白い
MVがなぜ話題になっているかを紐解いてみましょう。
「パララックスビュー」のMVの監督を務めたのは大月壮です。日本の映像作家で、独創的な映像は10代を始めとした若い世代に受け入れられています。
「パララックスビュー」のMVは往年の16bitゲームのオマージュ。わずか4分ほどのMVにこれでもかと詰め込まれたゲームネタに思わず見入ってしまいます。
MVのオープニングの元ネタは?
では先ずは話題のMVを見てみて下さい。登場人物がドット絵で描かれているのがわかるかと思います。
オープニングに出てくる曲の表題は『超魔界村』というゲームのタイトル画面のオマージュです。
『超魔界村』はスーパーファミコンで人気のあったゲーム、横スクロールで主人公が魔界を進んで魔王を倒すというアクションゲームでした。
MVは上坂すみれ本人が地獄に落とされて、最後に閻魔大王と戦うという設定になっています。
地獄をめぐる道中の移動シーンがレトロゲーム風に作り込まれています。
地獄に落とされてトロッコに?
先にも紹介しましたが、MVの中で上坂すみれが地獄に落とされて、ドット絵姿となって進むシーンは『桃太郎電鉄』のオマージュです。
また、地獄を進む横スクロールの場面は『超魔界村』。
戦闘のシーンでは『ZOOM』というかなりマニアックなゲームのオマージュも出てきます。
他にも随所にレトロゲームがオマージュとして使われています。元ネタのゲームを探ってみましょう。