カギをかけてしまえたら ずっと楽になれるのに
心は目に見えないから 本当に面倒臭いな
だから あなたが 胸を痛めたら
弱くて小さい生き物の 僕に手をふれてください
出典: ウズラ/作詞:佐々木健太 作曲:佐々木健太
「カギをかけてしまえたら~」というのは、きっと心の扉のことでしょう。
誰にも心を開かず、安全な場所にずっと閉じこもっていたい。
そんなふうに思ったことはありませんか?
人間関係に疲れたときなど、多くの人は心を閉ざしがちになるでしょう。
しかし、カギをかけてもかけなくても、心というものは目に見えません。
自分がどれだけ傷付いているのか。あなたがどれだけ悲しんでいるのか。
それを目で見て確認できたなら良かったのに……。
そう思ってみても、あなたの痛みはあなただけのものです。
だからせめて、僕の体に触れてみて。
「弱くて小さい~」の歌詞は、僕ができる最大限の思いやりなのでしょう。
弱くても必死に生きている僕の体。
その体はきっと、優しい温もりに満ちているはずです。
小さく温かい体温に触れて、あなたの傷も少しは癒されたかもしれません。
優しいピッピからのメッセージ
サビでウズラの僕の名前が明らかになります。
そして、僕があなたに伝えたいことも明かされて……。
優しいメッセージに心が温かくなることでしょう。
笑顔や愛しさの理由を忘れないで
僕の名前は ピッピと言います 茶色い羽をパタパタさせて
あなたを笑顔にしたい ただそう願います
喜ぶ力 笑える意味を 愛しさの中 感じる事を
いつか冷たくなる前に 届けたいのです
出典: ウズラ/作詞:佐々木健太 作曲:佐々木健太
ウズラの僕は「ピッピ」という名前でした。
ピッピが願っているのは、あなたの笑顔。
あなたが笑っていられるように、ピッピは懸命にメッセージを送り続けています。
伝えたいのはもちろん、「喜ぶ力~」からの歌詞で歌われていることです。
笑顔にも愛しさにも、必ず理由がある。
そしてその理由は、あなたの大切な人が知っていることでしょう。
あなたに笑う力をくれる人がいるということ。
それをどうか忘れないで。
そうピッピは伝えているのではないでしょうか?
最後の「いつか冷たくなる前に~」という歌詞が切ないですね。
あなたの未来に望むもの
最後の歌詞で歌われているのは、ピッピがあなたの未来に望むものです。
この先もずっとあなたが笑っていられるように。
ピッピが優しいメッセージを届けてくれます。
帰る場所がある
つまづいて鎖つけて 君は歩く この世界を
疲れたらここにおいで 全てほおり投げて
ただ呆けてボーッと過ごす たまにはいいだろう
出典: ウズラ/作詞:佐々木健太 作曲:佐々木健太
この世界で生きていく以上、我慢したり、傷付いたりすることからは逃れられません。
自分の足に巻き付いている鎖。
それを酷く重たく感じる時もあるでしょう。
そんな時は「ここにおいで」とピッピは言ってくれています。
背負っていたものを一度下ろして、何も考えずボーッとしよう。
心を空っぽにすれば、少しは鎖も軽くなるはずです。
あなたには前を向いて歩いてほしい。
だけど帰る場所がちゃんとあるということも、覚えておいて。
落ち込んだ時、いつでも自分を受け入れてくれる場所がある。
そう思うだけで、明日からも頑張れそうな気がしてきませんか?
死ぬほど生きてたい
あなたが笑う 僕は嬉しい あなたが泣くと 僕は悲しい
こんな気持ちになれたから 死ぬほど生きてたい
喜ぶ力 笑える意味を 愛しさの中 感じる事を
いつか冷たくなる前に 届きますように
出典: ウズラ/作詞:佐々木健太 作曲:佐々木健太
ここで歌われているのは、ピッピの溢れ出るあなたへの想いです。
あなたの気持ちが、そのまま僕の気持ち。
嬉しいことがあった日は、僕と一緒にもっと嬉しくなろう。
悲しいことがあった日は、僕と分け合って悲しみを半分にしよう。
そんなふうに思えるあなたがいること。
それがピッピにとっての生きる理由なのかもしれません。
「死ぬほど生きてたい」という言葉は、自分の命の短さを知っているからこその言葉なのだと思います。