マキタマシロ【ツギハギの幻想】歌詞の意味を徹底考察！楽園はどこにある？幻想の中で求める愛の行方とは

うっそうと続く暗い闇のなか、うっすらと影が見えはじめます。

ただなんとなく、かすかに瞳へと映るその光には現状を覆す何かが顕在しているのです。

自分に持ち合わせた経験だけでは偶像にすぎず、思い描くだけではただ陳腐でしかありません。

森羅万象、乗り越えられない物事はなく必ず希望の未来は待っているということでしょう。

未だ見ることのできない光景は、どこかで輝いているのです。

「私」の次に「君」が登場します。

求愛をしていた相手なのでしょうか。

現世を生きぬく精神力や意志を強くもつあまり、1人淋しく幻想の中を彷徨っているだけなのかもしれません。

たとえ幻想であっても、2人でなら如何なる障害も耐え忍ぶことができるのです。

きっと光の先に見える楽園へと向かっているのでしょう。

すべてを放りだし、最期は2人で添い遂げましょう。

あの世という「楽園」に向かうため、この世を去ろうとしているのです。

似たもの同志、心のうちは出逢ったが最後、避けては通れないといっているのでしょう。

目に見え形あるものが真実ではない、そう訴えかけているのでしょう。

すぐ前で起こる出来事全てだけを信用するな、ということです。

森羅万象、所詮この世は多種多様なものをつなぎ合わせただけで中身は空っぽなのかもしれません。

楽園は幻想の中にこそ具現しているのです。

子供の頃からの夢であった歌手になるため、三重県伊勢市から東京に上京したマキタマシロ。

泥臭い下積み時代を経た成果が、きっと世に知らしめる礎になるのでしょう。

新たにまた歌姫が誕生し、確固たる座を築いていくのだと確信いたしました。

それでは皆さん、「楽園でまたお会いしましょう」。

昭和歌謡を彷彿させるといえば、そうです！

元祖「新宿系姐さん」、椎名林檎を忘れてはいけません。

多少なりともマキタマシロ自身、影響を受けているのではないかと考察します。

似て非なる2人ではありますが、聴き比べればさらに「ツギハギの幻想」も際立つのではないでしょうか。

こちらのリンク先では、昭和歌謡の真髄を体感することができます。