4曲目はhydeが魅せるまさに「妖艶」という言葉がぴったりな歌声が全面に押し出された曲。
狂おしいまでに想い待つ私を
あなたは多分…そう
忘れているでしょうけど
Entichers…それが
Entichers…存在する意味
出典: Entichers/作詞:hyde 作曲:hyde
「あなたは知らなくても私はあなたを待ち続けているわ」という内容の歌詞です。
Aメロやサビが、待っている私の気持ちを表し静かに待つ雰囲気の曲調に。
Bメロが、もどかしく感情的になっている気持ちを表した激しさのある雰囲気の曲調になっています。
そんなふたつのが気持ちが交互に押し寄せてくる感じが曲調を通して伝わってくる曲ですね。
Floods of tears
L'Arc〜en〜Cielがインディーズ時代にリリースした唯一のシングル曲のアルバムバージョンです。
当時のドラムがアルバム発売前に脱退したことによりアルバム用に録り直しました。
そのため、シングルとは別物としてみた方がいいと思います。
シングルではあるイントロのオルゴールが今作では無くなっているのが大きくアレンジされているところです。
何も見えない
重ねた真実も
何も見えない
あなたが居るのかさえ
何も見えない
途切れた糸が何処か
雨に震えながら
手探りで探している
出典: Floods of Tears/作詞:hyde 作曲:tetsu
雨にうたれながらどうしていいか分からず立ち尽くしている心情を歌った曲です。
ゴリゴリなベースラインが目立ちギターのカッティングと音色からフランスを感じさせるのは流石の一言ですね。
L'Arc〜en〜Cielはインディーズ時代から他のバンドにはない何か光り輝くものを持っていた。
そう再認識させてくれる1曲だと思います。
ここからアルバム後半に入ります
アルバムの前半はL'Arc〜en〜Cielの世界観がこれでもかというほどに押し出されたナンバーでした。
ここからアルバムが後半に入ります。
アルバムが終わりに向かってどんな展開を見せるのか最後まで聴き逃せません。
Dune
月に照らされ目を閉じて
そっと絡まる
形を変えて崩れゆく
二人は砂になる
静かに月の下 宴を始める
出典: Dune/作詞:hyde 作曲:tetsu
まるで砂漠の夜空に浮かび上がる月をイメージさせる歌詞が印象的な曲。
キャッチーなサビのメロディーもクセになるポップナンバーです。
結ばれてはいけなかった2人を月が照らし出す。
そんな2人がそっと絡まるとき砂になり、でもそれは誰にも気づかれず街では今日も宴は始まる。
L'Arc〜en〜Cielでは珍しい月と砂漠を連想させます。
ちなみにDuneとはフランス語で「砂丘」という意味です。
Be destined
怪しげなギターのイントロから入るロック調の曲。
そしてhydeのセリフが入っている貴重な曲でもあります。
全体的に重いサウンドで攻撃的な曲になっているのも魅力ですね。
ギターソロにはL'Arc〜en〜Cielの曲の中でも少ない速弾きが組み込まれてます。
曲の勢いを加速させているのでぜひ聴いてほしいです!
一方で歌詞はというと、エデンの禁断の果実を題材にしています。
L'Arc〜en〜Cielの歌詞の内容はほとんどの曲で全てを理解するのが難しいです。
Be destinedという曲も特に歌詞が難しくなってます。
そのため、何度も聴いて歌詞の表現するものを想像して欲しいです。