藤田麻衣子が初のカバーアルバムをリリース!
カバーアルバム「惚れ歌」
シンガーソングライターの藤田麻衣子がカバーアルバム「惚れ歌」を2018年9月19日にリリースしました。
2006年のデビューから12年、自身初のカバーアルバムとなります。
アルバム名になっている「惚れ歌」には、彼女が惚れた曲を集めたという意味が込められているそうです。
幼い頃によく聴いていた曲や、大人になってからその良さに気づいた曲。
そんな"アーティスト藤田麻衣子"を培った音楽たちを垣間見ることができる1枚となっているんですね。
今回ご紹介する「もう恋なんてしない」以外にはどんな楽曲が収録されているのでしょうか?
その収録曲を見てみましょう。
1.SAY YES
2.もう恋なんてしない
3.PIECE OF MY WISH
4.揺れる想い
5.部屋とYシャツと私
6.One more time, One more chance
7.サウダージ
8.会いたい
9.シングル・アゲイン
10.雪の華
11.手紙 ~愛するあなたへ~
出典: 惚れ歌/藤田麻衣子
平成生まれの人には知っている曲とそうでない曲が半々といったところでしょうか。
昭和にヒットした楽曲から、ポルノグラフィティや中島美嘉まで幅広いラインナップです。
11曲目「手紙〜愛するあなたへ〜」は彼女自身の楽曲でセルフカバーとなっています。
「もう恋なんてしない」ってどんな曲?
1992年発売、槇原敬之の大ヒット曲
今回ご紹介する「もう恋なんてしない」は槇原敬之の楽曲です。
1992年に発売された5thシングルで、ドラマ「子供が寝たあとで」の主題歌でした。
発売から25年経っている楽曲なので、10代や20代の人にはあまり馴染みがない楽曲かもしれませんね。
この楽曲は失恋ソングとして有名です。
楽曲を作った経緯にはこんなエピソードがあります。
当時槇原のサポートキーボーディストを務めていた本間昭光(後にプロデューサーとしてポルノグラフィティやいきものがかりなどを手がける)が夜のヒットスタジオ楽屋にて「俺、失恋したんだよ~」と槇原に話すと槇原が「本間さんが元気になる曲を作りますよ~」と言って「もう恋なんてしない」を作詞作曲。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/もう恋なんてしない
国内外のアーティストがカバー
「もう恋なんてしない」は、槇原敬之を代表する人気楽曲のひとつ。
それと同時に多くのアーティストに影響を与えた楽曲でもあり、これまでに何度もカバーされています。
AAAや杏里、JUJUといった国内アーティストがカバー楽曲を発売。
さらに香港や韓国、ポルトガルの歌手にもカバーされているんですね。
今回藤田麻衣子がこの楽曲をカバーしようと思ったきっかけについて、特設サイトに解説がありました。
どんな思いでこの楽曲を歌ったのか、そのヒントになる部分なのでご紹介したいと思います。
槇原敬之さんは、私が一番尊敬しているシンガーソングライターです。(中略)「もう恋なんてしない」は、おそらく初めて買ったCDです。(中略)大人になってから歌詞を読んだら、短編小説のようで、最後の「本当に 本当に 君が大好きだったから もう恋なんてしないなんて 言わないよ 絶対」は、彼女を思う気持ちや、失恋したけれど恋愛からもらった勇気とか感謝とかが溢れていて、思わずグッときてしまいます。
出典: http://www.jvcmusic.co.jp/maikofujita/
藤田麻衣子は、心情に寄り添う繊細な歌詞とメロディラインが人気のシンガーソングライターです。
そのルーツが、初めて買ったCDでもある「もう恋なんてしない」にあるのかもしれませんね。