河合奈保子【ハーフムーン・セレナーデ】歌詞を独自解説!好きな人と一緒にいても…切ない青春の恋心に浸るの画像

美しい瞳のまま どうぞ愛して
幸福をさがす 幸福ふたり
抱きしめて 生きてゆけたら

出典: ハーフムーン・セレナーデ/作詞:吉元由美 作曲:河合奈保子

子ども時代から大人時代へ。

主人公も、そして主人公の好きな人もゆっくり成長していきます。

大人になれば、楽しいこともいっぱいあるけれど、大変なこともたくさんある。

楽しみでもあるけれど、少し怖くもあったり。

二人がこれから向かっていく方向がどんなところであっても、一緒に立ち向かっていきたい

そして、好きな人にはずっと澄んだ優しい瞳のままでいて欲しい。

共に成長しながら、共に探す幸福が共通のものであるように

このまま、優しく寄り添いながら生きていたい。

恋する二人はそう強く願っているのです。

ずっとこのまま

流れにのまれず

離さないで ああ 時の銀河に
流され 大人になろうとも
青春の雲が切れる 年頃抱きしめ
誰もみんな ひとりぼっちだから
優しさを愛しむのね

出典: ハーフムーン・セレナーデ/作詞:吉元由美 作曲:河合奈保子

時の流れは時に急で、その流れに飲まれてしまいそうになることも。

しっかりつかんでいないと離れてしまうことがあるのです。

青春の時期は、恋だけでなく人生そのものが大きく開ける時期でもあります。

進学や、就職。遠くに転居してしまうことも。

新たな人生に漕ぎ出す時、今手にしているものに気が向かないことがあります。

知らず知らずに振り切ってしまうこともあるでしょう。

それを世間では「若気の至り」ということもあります。

大切なモノにたくさん出会う青春の時期だからこそ、離したくない。

離れたくない。

二人で一緒に大人になろうよ。

主人公の切ない思いが聞こえてきます。

みんな大人に

青春というのは美しくそして儚い時期です。

未来への夢がいっぱい広がり、無謀に生きられる分、不安定でもあります。

その時期を一緒に過ごし未来を描くこと。

それは、性として安定をどこかで求める女性にとっては常に不安が付きまといます。

彼は変わらずにいてくれるのだろうか。

心変わりや、人間としての変化があったりしないのだろうか。

そう感じるのは恋する女性の本能。

どうしようもないと知りつつ、未来に夢をたくす。

そんな主人公の切なさに青春の甘酸っぱさが見えてきます。

若い恋

河合奈保子【ハーフムーン・セレナーデ】歌詞を独自解説!好きな人と一緒にいても…切ない青春の恋心に浸るの画像

河合奈保子の「ハーフムーン・セレナーデ」について独自目線で解説してきました。

子どもから大人へ。その間は、無謀でもあり頼りなげでもあり。

根拠のない自信に満ちているのに、センシティブであったり。

そんな時期が青春のひと時でしょう。

他人と自己の在り方を意識する時期に、出会った一人の異性。

彼を好きになり、もどかしくも切ない恋をした主人公の気持ちが美しく描かれた一曲です。

徐々に満ちていきやがてはフルムーンになる月も、今はまだ欠けている部分が大きくて。

読み切れぬ彼の心にどきどきしているようです。

恋をそして自分を知り始めた大人の第一歩。

少女のガラスのような美しい恋心に清々しさが満ちています。

真剣に恋する女性の曲をもっと聞きたい。

そんな方にこの一曲はいかがでしょうか。

若い女性ならではの、目線にうずうずする一曲です。

大人の女性の落ち着いた歌唱力で自作のナンバーを歌う竹内まりやは、同時に他のアーティストにも楽曲を提供することが多いです。そんな提供楽曲の一つである『けんかをやめて』は、ストレートなタイトルで女性の心理を表現した名曲でもあります。

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