話のきっかけ
卒業式の教室で二人きり。
男性(バロ)はどう切り出そうか黒板を見つめるばかりです。
それを察したのか女性は紙飛行機を投げて、話すきっかけを作ってあげます。
日本ではレアな積極的なタイプの女性です。
韓国の女性はストレートな表現を好むので、むしろ普通ですが……。
カフェで(サンドゥル)
韓国で初デートと言えばカフェ!?
気になる男性(サンドゥル)の読んでいた本を強引に取り上げる女性。
突然のできごとに言葉を失います。
すると女性が向かいの席に座り、鞄から出したのは同じタイトルの本。
偶然の一致が運命を感じさせます。
日本では初デートでカフェに行くより食事に行くケースの方が多いでしょう。
しかし、韓国で初デートや友達に紹介してもらう場所はほぼ百パーセント、カフェです。
そのため、ソウルには個人経営のおしゃれなカフェがたくさんあります。
チェーン店を圧倒する店舗数です。
それは「韓国 + デート = カフェ」という数式が成り立っているからです。
まったりと韓国デートを楽しみたい方はカフェ巡りをするのもいいかもしれませんね。
バスケットボールコートで(シヌゥ)
失恋シーンも挿入
サブリミナル効果で登場するシヌゥ。
白茶(しらちゃ)のジャケットを身にまとい、バスケットボールの練習をしています。
たった一人で。
好きな人が友達(ジニョン)とバスケをするシーンを見かけたのでしょう。
失恋を噛みしめるようにバスケットボールのリングを狙い続けます。
ソウルの冬はとても寒く、日本の北海道ぐらいまで気温が下がるのです。
雪はあまり降りませんが、凍てつくような風が吹きつけます。
だから、辛い料理を食べて体を温めるのです。
そんな零下のソウルでは韓国風おでんがよく売れます。
子供にボールを返すシーン(ジニョン)
男女のすれ違い
並木の間をゆっくりと歩く男女。
ついに女性は彼氏をゲットしました。
やったね。
好きな女性を手にした男性(ジニョン)は満足げな表情で闊歩(かっぽ)しています。
そして彼女が子供にサッカーボールを投げ返す動作をおちょくるのです。
しかし、彼女の心は傷ついてしまいます。いいことをしたのに……。
怒った彼女はそっぽを向いて足早に立ち去ります。
まさかへそを曲げると思わなかった彼氏サイド。
慌てて彼女の後を追います。
このあとは?
韓国風の結末であれば、男性は何度も謝るはずです。
「好きだよ」と100回ぐらい言っていることでしょう。
さらにちょっとしたプレゼントを渡して仲直りと相成ります。
韓国の男性は大変ですね。
そんなシンデレラを扱うのですから、日本人女性がコロッといってしまうのでしょう。
一方で韓国人男性は権力に阿(おもね)る傾向にあります。
韓国社会全体の問題ですが、一部の財閥や権力者が力を握っているからです。
就職も日本と違って、親の職業が大きく左右されます。
そのため、「長い物には巻かれろ」的な発想が韓国全体にあります。
こうした背景を踏まえた上で付き合っていくとうまくいきますよ。