平井大
夏に欠かせないシンガーソングライター
オーガニックなライフスタイルと人生に寄り添う歌詞で人気を集めるシンガーソングライター平井大。
もはや夏に欠かせないシンガーソングライターです。
東京都出身の平井大はサーフィンとギターを愛する父親の影響のもと育ちました。
3歳の頃にウクレレを手にしたことをきっかけにミュージシャンを志すように。
ハワイ文化からの影響を受け、夏と海、サーフィンといったイメージを含んだ楽曲を作曲するようになります。
2011年にハワイ最大の音楽イベント「ホノルルフェスティバル」のイメージソングを担当。
それをきっかけに注目され始め、同年リリースのミニアルバム『OHANA』がヒットします。
2013年にはavex traxと契約しメジャーデビューを果たしました。
サーフミュージックとは
サーフミュージックはその名の通りサーフィン文化に関連する音楽ジャンルです。
元々は1950年代末のアメリカでロックンロール調のインストゥルメンタル音楽として誕生しました。
その代表は日本でもよく知られるベンチャーズです。
60年代頭になるとアメリカ西海岸でビーチ・ボーイズを筆頭に歌ありのサーフミュージックがブームとなります。
この頃はサーフィンの持つ「激しいスポーツ」としての側面がロックンロール調で表現されていました。
そのサーフミュージックの「激しい」イメージをガラリと変えたミュージシャンが00年代に登場します。
ハワイ出身のジャック・ジョンソンやドノヴァン・フランケンレイターです。
彼らは穏やかな海や一夏の恋などサーフィン文化の「優しい」側面を表現しました。
音楽的にはハワイアンミュージックやフォークを母体としたアコースティックなスローミュージックです。
以降サーフミュージックは落ち着きがある穏やかで心地よいリラクゼーション音楽として浸透するようになりました。
平井大はその00年代以降のサーフミュージックを継承するミュージシャンです。
海の優しさや夏の儚さを穏やかに表現した音楽は非常に心地よい気分にさせてくれます。
【タカラモノ】
怒涛のデジタル配信
平井大はデビュー以降コンスタントに作品をリリースしてきました。
特に2020年以降は非常にハイペースなデジタル配信が目立ちます。
2020年に5月から12月にかけて2週間に1曲のペースで15曲を連続配信。
2021年は3月から6月にかけて〝Sunday Goods〟と銘打ち3週間に1曲のペースで5曲連続配信。
そして7月11日からはなんと1週間に1曲のペースで7週連続配信が行われることが発表されました。
この記事で紹介する【タカラモノ】もそんな怒涛のデジタル配信の中の1曲です。
【タカラモノ】は〝Sunday Goods〟の第1弾として2021年3月28日に配信されました。
ソフトバンクのWEBドラマのために書き下ろした楽曲
【タカラモノ】はソフトバンクのWEBドラマ『タカラモノ、いつまでも』のために書き下ろされた楽曲です。
このWEBドラマはソフトバンクのショップ販売員が実際に接客の中で体験したエピソードを元に作られました。
そのエピソードに共感し平井大が書き下ろしたのが【タカラモノ】です。
アコースティックとエレクトロの絶妙なバランス
ウクレレやアコースティックギターを使ったスローでアコースティックなサウンドが平井大の持ち味です。
しかしいくつかの楽曲ではエレクトロの要素を含むアレンジが施されています。
【タカラモノ】の場合打ち込みによるビートやデジタルエフェクトをかけたボーカルがそれにあたります。
そのアコースティックとエレクトロの絶妙なバランスがよりチルで心地よい空気感を演出しているのです。
それではそんな【タカラモノ】の歌詞を考察していきましょう。
タカラモノを見落とさないように
ずっと一緒にいよう
ヘッドフォンから流れる Favorite song
口ずさめばほら It’s a perfect world
見逃さぬように 見落とさぬように
ずっとずっといよう
出典: タカラモノ/作詞:EIGO(ONEly Inc.)・Dai Hirai 作曲:Dai Hirai