配信ジャケットのヘッドホンの写真が表すように、音楽が側にある日常が歌われます。

今の時代はスピーカーよりもイヤホンやヘッドホンで音楽を聴くことが主流です。

この冒頭の歌詞で一瞬で聴き手を物語の主役に導いてくれます。

聴き手の人生に寄り添った歌詞平井大の持ち味の一つです。

音楽のある日常の一つ一つを見落とさないように生きていこうと語りかけます。

君の人生のパートナーになりたい

We cry we laugh we fight sometimes
Your eyes to MIRAI we go thousand miles
Baby I will try to be the man of your life
I really really like it
I really really like it

出典: タカラモノ/作詞:EIGO(ONEly Inc.)・Dai Hirai 作曲:Dai Hirai

続いては英詞パートです。

未来を見つめる「キミ」のそばにずっといたいという想いが歌われます。

このパートから【タカラモノ】は「キミ」との日常を歌ったラブソングであることがわかるでしょう。

タカラモノはどこにある?

“あい”からはじまるコトバ

平井大【タカラモノ】歌詞の意味を考察!目指す"あの場所"はどこ?あの日とタカラモノの正体を深読みの画像

“あい” からはじまるのさ
この国のボクらのコトバ
一番大切なものは
最初からここにあったみたいだ

出典: タカラモノ/作詞:EIGO(ONEly Inc.)・Dai Hirai 作曲:Dai Hirai

日本の言葉、五十音は“あい”から始まる。

そのことを引き合いに出し、2人にとって大切なものの在処をお洒落に表現しています。

この曲は2人にとって大切なもの、「タカラモノ」の在処を示す曲です。

五十音の最初に“あい”があるのと同じように「タカラモノ」は「最初」にあるというのです。

先のことばかりを見ていた

タカラ探しをする子供みたいにずっと
僕ら遠くばかりを探していたけど
それじゃ何も見つからないってことを
教えてくれたあの場所まで行こう

出典: タカラモノ/作詞:EIGO(ONEly Inc.)・Dai Hirai 作曲:Dai Hirai

「タカラモノ」は2人がこの先一緒にいるために必要なものです。

その在処は遠く未来にあるものと信じて2人は探しながら歩んできました。

しかしそうではなかったことに気付きます。

となるとその在処は未来ではなく過去です。

「タカラモノ」はこの先のどこかに埋まっているわけではなく、最初からあったもの。

五十音を時間軸に例えて「タカラモノ」は過去にあることが歌われているのです。

あの日と変わらない風

お気に入りの靴を履いて
キミと歩いたこの道を
鼻先に触れた風は
あの日と同じだ

出典: タカラモノ/作詞:EIGO(ONEly Inc.)・Dai Hirai 作曲:Dai Hirai

日々を重ねるうちに2人はより親密になり関係性も変化してきました。

未来のことを考えるようになり、ずっと一緒にいるために必要なものを探すようになったのです。

でも今日も、あの日と同じ風が吹いています。

2人の求める未来がより具体的なものになっていくことは素敵なことであり自然なことです。

でも2人にとって大切なものは変わってはいけません。

ずっと最初から「タカラモノ」はあったのです。

何気ない日常がタカラモノ

平井大【タカラモノ】歌詞の意味を考察!目指す"あの場所"はどこ?あの日とタカラモノの正体を深読みの画像

ヘッドフォンから流れる Favorite song
口ずさめばほら It’s a perfect world
見逃さぬように 見落とさぬように
ずっとずっといよう
ボクの 4歩がキミの 5歩くらいで
キミが 3回喋ってボクが 1回
そんな出来事がそんな日常が
そこにあったタカラモノ

出典: タカラモノ/作詞:EIGO(ONEly Inc.)・Dai Hirai 作曲:Dai Hirai

音楽を聴いたり歌ったり、音楽が側にある日々。

キミの歩幅よりボクの歩幅の方が長いこと。

そしてボクよりも3倍キミがおしゃべりなこと。

そんな何気ない2人の日常こそが「タカラモノ」だったのです。

一緒に歩んできた道のりが2人の未来を作っていく。

その日々を大切に生きていこうと歌われます。

変わらない思い出を持って