ああ生まれ変わるたびに
重ねたぬくもりを探してる

出典: Lost Princess/作詞:しほり 作曲:田中公平

ユウキとヒロインたちは、巨悪を討ち果たすために共闘します。

強い絆で結ばれている彼・彼女ら。

種族が違えど、同じ志を持っています。

ゆえに、ゲームの中から現実世界へ転生しても、それぞれの魂が呼応するのではないでしょうか。

あの日つないだ手の温もり。一緒に泣き笑いした思い出。

僅かな手掛かりを頼りに、仲間の存在を探し求めるのかもしれません。

印象的なサビのフレーズ

かけがえのない存在と時間

Aメロの後に続くサビ、CMでもお馴染みの部分です。

3人の歌声が美しいハーモニーを奏でます。

君と出逢い、君と往く
ハッピーエンドのその先で
ありきたりで、けれど愛しい
日々を過ごしたいよ

出典: Lost Princess/作詞:しほり 作曲:田中公平

「君~」「~往く」の箇所では、個性的なヒロインたちの様相が想起されるでしょう。

ユウキは、仲間との出会いと別れ、冒険を通じて成長します。

それはヒロインも同じ。

共に過ごす時間は、かけがえのないものなのです。

激闘から解放された時、平穏な日々を愛おしく感じるのではないでしょうか。

ハッピーエンドがありきたりのストーリー展開」と思いながらも…。

並々ならぬ決意

君と笑い、君と泣く
バッドエンドのその先で
何度でも君の手を
握りしめるから

出典: Lost Princess/作詞:しほり 作曲:田中公平

冒険の過程は、山あり谷あり。

皆で悲喜を分かち合い、障壁を乗り越えていきます。

仲間のを握りしめる度、存在を意識し、勇気が湧いてくるでしょう。

希望を捨てずに前進しよう。未来を変えるんだ。

そのような考えが脳裏に浮かび、果敢に立ち向かうのかもしれません。

バッドエンドが待ち構えていることを分かっていたとしても…。

歌詞は、ユウキたちの決意と覚悟を表しているようです。

目の前の出来事を真剣に受け止め

ユウキの使命

混迷の展開は必然に
容赦なく巻き込んでゆく

出典: Lost Princess/作詞:しほり 作曲:田中公平

Bメロの始まりに配された「混迷~」というフレーズ。

冒険が始まった経緯を示唆しているのではないかと推測できます。

覇瞳皇帝は、洗脳装置を活用し、ランドソルで陛下の座についていました。

元々の女王陛下であるぺコリーヌは、女王陛下の偽者として指名手配されることに…。

タイトルの【Lost Princess】の通り、ランドソルは真の姫君を失っていました。

体制が崩壊した王国を救うためには、勇者が不可欠です。

勇者の素質を兼ね備えていたユウキたち。

王国のメシアに目され、ランドソルの緊急事態に深く関与することになったのです。

透明な限界は裏腹に
光と影が交差する

出典: Lost Princess/作詞:しほり 作曲:田中公平

ユウキとヒロインは、純粋にランドソルの安寧を願って戦いに挑みます。

使命を全うしようとする心に一寸の曇りもありません。

しかし、誰しも少なからず二面性を持ち、本音と建て前を使い分けています。

実際の日常生活において、意外な一面に驚かされる機会は少なくないでしょう。

作中でも、仲間の裏切り、キャラクターの心のが描写されています。

洗脳を得意とする覇瞳皇帝と対峙する中、抱かざるを得ない葛藤や失望。

負の感情が正義を押しつぶそうとします。

それでも、ユウキたちは、諦めません。

を放ち、明るい未来を作り出そうとします。

「透明~」「光~」という爽やかなフレーズが凄まじい攻防を際立たせているようです。

仮想世界と現実世界がリンク