まるで運命かのような2人

感情のすべてを共有したい

嬉しいことがあると
君に言いたくなるよ
なんでかってわかってるくせになんで?
ってわざと聞いて

出典: caffè e llatte/作詞:VILLSHANA 作曲:Squid Ink

主人公が歌にしたのは、いつも隣にいて笑顔を見せてくれる君のこと。

普段改めて言葉に出すことはありませんが、主人公がいつも大切にしたいと思っている存在です。

まっすぐな言葉で伝えることはなくても、君の元へ届くようにそっと歌に乗せる……。

「愛してる」なんてガラではなくても、強く君を想っている主人公の愛が感じられます。

主人公の毎日が輝いているのも、さまざまな発見ができるのも、すべて愛する彼女のおかげです。

そんな日常で見つけた全ての「輝き」を共有したい……。

喜びも悲しみも分かち合いたいという希望は、多くのカップルに共通する想いといえるでしょう。

そしてそんな主人公を茶化してくる彼女もまた、彼のことが大好きなはずです。

2人の間にはいつも穏やかな風が吹いている、そんな情景を思い浮かべます。

カフェラテのような彼女

残したカフェラテがBGM
早くなる鼓動BPM
まるで初めから
君のこと知ってたみたい

出典: caffè e llatte/作詞:VILLSHANA 作曲:Squid Ink

カフェラテが大好きな彼女は、まるで少し背伸びして大人になろうとしているようにも感じられます。

ベージュ色の液体が彼女の内面を映し出すかのように、ゆっくりと揺れている様子……。

そのゆらめきが、2人の愛情をさらに深いものへと変えていきます。

ただのカフェラテを見ただけでこんなにドキドキするなんて、まるで運命のよう

昔から出会うことが決まっていたかのように、カフェラテが2人を巡り会わせてくれたのです。

そして主人公自身も、次第にカフェラテが大好きになり……。

彼女への気持ちが募るほどに、無性にカフェラテを求めるようになるのです。

君のおかげで色づく毎日

強かったはずの自分が

VILL SHANA【caffè e llatte】歌詞の意味を考察!カフェラテの味と恋の関係に迫るの画像

想い馳せるこれ毎週
想い馳せるこのPerfume
この見かけで臆病に
少しなってるのは君のせい ey

出典: caffè e llatte/作詞:VILLSHANA 作曲:Squid Ink

彼女と出会う前の主人公は、特に恐れるものもなく自立した毎日を送っていました。

しかしお付き合いを始めてからというもの、事あるごとにビクビクしてしまう自分……。

それはいつも一緒にいる君が、いつかいなくなってしまうのではないかという不安。

そして、自分の一挙一動が彼女を傷つけてしまうのではないかという恐れからくるものです。

自分のことだけを考えていればいい季節を越え、誰かの為に生きたいと思えるようになった主人公。

毎日のように彼女のことを考え、家に残った香りを感じては少し寂しくなる……。

以前の自分なら、そんな頼りない姿になるなど想像もつかなかったはずです。

こんな弱い自分でも、全てひっくるめて愛してくれる君は唯一無二の存在。

そんな君を離したくない……主人公の想いは、日々募るばかりです。

君の見る全てが自分の感動に繋がる

部屋から見える高層ビルも
そこじゃ見えないこっちの空も
君が隣にいてくれるならその全てが絶景で

出典: caffè e llatte/作詞:VILLSHANA 作曲:Squid Ink

都会のビル群など見慣れてしまった主人公にとって、それらは別段美しいものではありませんでした。

人々は常に忙しそうに走り回っていて、そこに愛などないようにも感じられます。

しかし彼女が現れてから、主人公の目に映る景色は全て輝きに満ちたものになりました

道端の花や鳥のさえずりだって、彼女とならば美しく色づいて見えるのです。

煩わしいと思っていたビルの明かりも、素敵なイルミネーションのように見える……。

どんな日常の一瞬でさえも、2人であれば幸せに変えることができます。

彼女が笑っていれば、自分も自然と笑顔になる

そして彼女が泣いているその時は、自分の涙を止めることができなくなる……。

愛し合う2人はまるで共鳴するように、その感情をリンクさせていくのです。

甘みの感じられなくなったカフェラテ

そばにいないことがこんなにも寂しいなんて