テレビアニメ「僕のヒーローアカデミア」OPテーマ。
「打上花火」の歌詞を紐解く
映画主題歌「打上花火」
新時代のコラボレーションが映像の魅力とあわさって素敵な夏の曲を生み出しました。 ではその歌詞の意味はどんなものだったのでしょう。 ひとつずつ読み解いていきます。
あの日見渡した渚を 今も思い出すんだ
砂の上に刻んだ言葉 君の後ろ姿
出典: https://ameblo.jp/mm-ral0303/entry-12304256217.html
恋人同士でしょうか? ふたりは海を見に行ったことがわかります。男はその美しい海と女性のことを思い返しています。 砂の上に何かを書いたのは誰でしょうか? 女性の後ろ姿がとても印象的です。
寄り返す波が 足元をよぎり何かを攫う
夕凪の中 日暮れだけが通り過ぎて行く
出典: https://ameblo.jp/mm-ral0303/entry-12304256217.html
波が繰り返し打ち寄せています。日暮れだけが通り過ぎていくという部分は、 時間の経過をあらわしているのでしょう。
主人公は彼女と海辺へ行ったことを今も思い出しています。 それは忘れようとしても忘れられないほどの記憶です。
パッと光って咲いた 花火を見ていた
きっとまだ 終わらない夏が
曖昧な心を 解かして繋いだ
この夜が 続いて欲しかった
出典: https://ameblo.jp/mm-ral0303/entry-12304256217.html
花火のような恋。それは夏という熱い季節に訪れる魔法のような時間なのかもしれません。 まだ本当に誰が好きとか曖昧な状態での恋。記憶の中では夏は終わっていません。 そしてそんなふたりの夏がいつまでも続いてほしかった。そういう思いが伝わってきます。
「あと何度君と同じ花火を見られるかな」って
笑う顔に何ができるだろうか
出典: https://ameblo.jp/mm-ral0303/entry-12304256217.html
この恋がうまくいけば、何度も一緒に花火をみることができます。 そう笑う彼女に、男は何を思っているのでしょうか?
同じ花火をみているすべての恋人同士に、様々なゴールがあります。 結婚して、毎年、同じ花火をみているふたり。 ささいな喧嘩で別れてしまって、次の夏をむかえることができなかったふたり。 そういう恋の行方を想像します。
傷つくこと 喜ぶこと 繰り返す波と情動
焦燥 最終列車の音
出典: https://ameblo.jp/mm-ral0303/entry-12304256217.html
愛していれば、傷つきます。 恋がうまくいって喜ぶこともあります。 この繰り返す波と情動の部分は、ひょっとすると性的な意味もあるかもしれません。 そしてもしひとりで花火をみていたなら、恋に焦っていることだってあるでしょう。 この最終列車の音とはなんでしょうか?
何度でも 言葉にして君を呼ぶよ
波間を選び もう一度
もう二度と悲しまずに済むように
出典: https://ameblo.jp/mm-ral0303/entry-12304256217.html
何度夏を繰り返しても、その夏に別の相手と恋をするなんてできません。 だからたったひとりの女性に向けて、何度もある言葉を言うのです。 「花火をみにいこう」と。
波間とは、時の波間かもしれません。 でももうどちらも悲しい思いをしたくない。ふたりが幸せになる方法を考えたいのです。