メジャー第1弾シングル「サンタマリア」に収録
『笛吹けども踊らず』はかなりアクロバティックな曲!
『笛吹けども踊らず』は米津玄師のメジャー第1弾シングル『サンタマリア』に収録されている曲です。
聴いたことがある方はご存じかと思いますが、この曲はかなりアクロバティック。
ボーカルの言い回しもバンドの演奏もテンポが速いです。
このシングル盤には全部で3曲が収録されています。
ちなみにもう1曲は『百鬼夜行』。
どの曲のタイトルも米津玄師が付けそうな、一風変わったタイトルですね。
また、『サンタマリア』と『笛吹けども踊らず』にはキーワードがあります。
そのキーワードとは宗教。
キリスト教です。
『サンタマリア』も『笛吹けども踊らず』もキリスト教がテーマ?
『笛吹けども踊らず』は新約聖書由来の故事
楽曲名は、「手を尽くして準備をしても、応えようとする人間がいない」という例えで、新約聖書・マタイによる福音書の一説が起源である。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/サンタマリア_(米津玄師の曲)
上に引用したように『笛吹けども踊らず』という言葉は、『新約聖書』由来の故事だったんですね~。
この故事は「手を尽くして準備しても、応えようとする人間がいない」ことを表現しています。
なのでこの曲は「宗教」や「キリスト教」がテーマではありません。
あくまでもキリスト教の聖典である『新約聖書』が由来、というだけです。
日常生活においても皆さん、そういうことってよくありますよね?
子どもを持つ母親が朝、早起きをして息子の弁当を作った。
しかし息子はいらないと言う。
彼女の誕生日パーティーをサプライズで計画した。
しかし彼女の誕生日が来る前に別れてしまった。
等々...。
自分がどんな思いで準備をしてきたかなんて、相手にとってはほんの小さなこと。
とても悲しいですよね...。
悲しいどころか怒りさえ感じることだってあるかもしれません。
今回紹介する『笛吹けども踊らず』。
これでタイトルの意味が分かったと思います。
ちなみに『サンタマリア』は「聖母マリア」を指します。
「サンタマリア」の「サンタ(Santa)」とは、聖なるものを表現する「セイント」と同じ意味です。
『サンタマリア』は今回紹介しないですが、こちらは直接キリスト教に関係がありそうですね。
『笛吹けども踊らず』視聴
公式動画はなし

『笛吹けども踊らず』はダンスミュージック
打ち込みのドラムが気持ちいいサウンド♪
いかがでしょうか?
この動画でこの曲を歌っている方は、米津玄師の歌声にとても似ていると思います。
ボーカルの速い言い回しも上手ですね!
この曲の特徴はまずダンスミュージックであることです。
いわゆる16ビートです。
誰が聴いても踊れそうなリズム。
シンセサイザーのうねる音。
そこに米津玄師のボーカルが乗ります。
全ての音がそろうと、これまで聴いたこともないような個性的なサウンドが耳をつんざく。
「現代のディスコミュージック」です。