マルチな表現力を持つアーティスト、米津玄師
米津玄師は、2013年5月にメジャーデビューしたシンガーソングライターです。
『ハチ』時代の活動

デビュー前の米津玄師は、他のアーティスト同様に音楽活動を行ってきました。
活動媒体も『ニコニコ動画』や『Youtube』でのアップロード方式で、活動名も『ハチ』と名乗り30曲前後のオリジナル楽曲を発表しています。
更に米津玄師は、VOCALOIDと呼ばれる合成音声システムを活用した楽曲を制作。
今でも人気の高い、『マトリョシカ』や『パンダヒーロー』の生みの親として知名度を上げていきました。
活動の場を広げる米津玄師
デビューより4年の2017年、衰えることなく音楽活動を行っている米津玄師。
しかし彼の活動はそれだけでなく、イラストを手掛けたりなど多才な面を見せてくれます。
それもそのはず。
米津玄師はアマチュア時代から自身の楽曲を中心に動画などを制作しており、音楽のみならずそれに付随するさまざまな活動を並行して行ってきました。
しかも短期間とはいえ美術専門学校に通っていたこともあり、イラストはプロ顔負けの技術を持っています。
このためシンガーソングライターとしてだけでなく、セルフプロデュースを行うオールラウンダーなスタイルでファンを魅了しています。
カップリング曲『amen』
シンガーソングライター米津玄師が紡ぐ楽曲の歌詞は、主に日本の歴代文学を意識した世界観で独特な表現をしています。
そんな、米津玄師が生み出す楽曲の中でも異彩を放つナンバー『amen』。
2016年9月にリリースされたシングル『LOSER』の、カップリング曲として制作されました。
さらりと歌詞を眺めても悲し気な言葉が印象的な『amen』ですが、米津玄師自身も自然とこうなったナンバーなんだとか。
それも前回にリリースしたアルバム『Bremen』のポップな印象が、その反動になったかもとも語っています。
小気味よいサウンドにも注目
一度聞いただけでは理解しがたい『amen』は、ファンの間でも後を引く一曲として名曲の呼び名が高いです。
その一端を担っているのが、暗く悲し気な歌詞と組み合わせたサウンドです。
『amen』のサウンドは電子的な音を多く取り入れ、小気味よいテンポで切なさを醸し出しているのがポイントです。
『amen』の歌詞を 紐解く!
『amen』の歌詞にはどんな意味が含まれているのでしょうか。
独特のナンバー『amen』の中に眠る、米津玄師ワールドを紐解いていきましょう。
歌い出し「東京はフラスコの中」