J-WALK飛躍の1曲
約100万枚のセールス!
昭和時代にメジャーデビューし、今や日本を代表するロック・バンドとして活躍しているJ-WALK。
今回紹介する『何も言えなくて...夏』は、J-WALKの代表曲です。
発売は1991年。
発売されると当時に瞬く間にセールスを伸ばし、オリコン10位にランクイン。
そして平成の今、この曲は「夏」の定番曲になりました。
タイトルから連想する通り、この曲は「恋愛」がテーマになっています。
それも「悲恋」。
主人公の男性が回顧する恋人の思い出。
それは、はかなくも美しい恋の物語でした。
タイトルの意味を考察する
『何も言えなくて...夏』の「...」は、何を意味するのか?
まずはじめにタイトルの意味を考察します。
タイトルは『何も言えなくて...夏』。
思わせぶりなタイトルです。
歌詞に登場する主人公は男性。
タイトルにある「言え」なかったのは、もちろん主人公。
では、誰に「言え」なかったのでしょう?
そして「何」を「言え」なかったのでしょうか?
主人公は「何も言え」なかった訳ではない
歌詞は、主人公から恋人へ送るメッセージ
主人公が「言い」たかった相手は、主人公の恋人です。
歌詞解説は後述しますが、どうやら二人は別れてしまったよう。
別れを切りだしたのは、恋人の方からでした。
この時から主人公は、恋人に会っていないようです。
別れの際、恋人へ伝える言葉が見つからなかった主人公。
おそらく突然の別れだったのでしょう。
別れからしばらく時間が経ち、主人公の心も落ち着いてきました。
冷静になった心で、別れた恋人のことを考える主人公。
すると、恋人へ伝えたかったメッセージがとめどなくあふれる主人公。
この曲は、主人公のそのときの想いを綴った曲です。
主人公は「歌」という助けを借りて、恋人に大事な想いを伝えます。
楽曲を聴いてみる
優しいメロディーが印象的
![](https://img.youtube.com/vi/FO79xJcN0kw/0.jpg)
いかがでしたでしょうか?
昔の曲を知らない方でも、このフレーズを耳にしたことはありませんか?
おそらく一度は聴いたことのあるメロディーだと思います。
まさに名曲。
この曲がそれだけ世に浸透しているということですね。
さて、この動画はライブ動画ですが、アレンジはCDの音源とほとんど同じです。
ボーカルの中村さんは歌メロを変に崩すことなく、CD通り歌ってらっしゃいます。
曲のテンポはゆったりですが、ゆったりし過ぎずノリが良いです。
エレキギターがフューチャーされているので、ただのバラードではありません。
パワーバラードもしくはロッカ・バラードといったところでしょう。
シンセサイザーも目立っていますね。
エイトビートを叩くドラム、特にバスドラムが聴いていて気持ち良いです。
そして何といっても一番の聴きどころは、ボーカル中村さんの声。
甘い声をしていますね。
また、この曲は全編にわたってキーが高いですが、どこを取っても透明感があるボーカルです。