『SUNRISE日本』とは?
まずは『SUNRISE日本』の基本情報から始めましょう。
「SUNRISE日本」(サンライズにっぽん)は、嵐の2枚目のシングル。2000年4月5日にポニーキャニオンから発売された。 作詞:F&T、作曲:馬飼野康二。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/SUNRISE日本/HORIZON
作詞を担当したF&Tさんは『Sexy Zone』の菊池風磨さんのお父さんです。
そして作曲は初期の嵐の楽曲を多く手掛けている、馬飼野康二さん。
デビューシングルに続いての起用となりました。
お待たせしました、この後は歌詞の解説に移ります。
決意表明
SUNRISE日本!!
デビュー曲の『A・RA・SHI』を含めて初期の嵐楽曲は「大野智がメインボーカル」という構図でした。
これは今以上に色濃く出ていましたね。
この曲も前奏と呼べる部分が殆ど無く、リーダーである大野智さんのソロボーカルから幕を開けます。
SUNRISE日本 かけめぐる
光は強さを持って
SUNRISE日本 つきぬけろ
魂はここにあるさ
出典: SUNRISE日本/作詞:F&T 作曲:馬飼野康二
「SUNRISE」とは日本語で「日の出」を意味します。
歌詞に出てくる「光」を嵐自身だと仮定すれば、日の出とはデビューを表しているのではないでしょうか。
そして日の当たる日本のステージを芸能界のメインステージと解釈する事が出来ます。
そして、この解釈はこの曲を語る上で終盤まで鍵となっていくのです。
初期衝動
最初のサビはむしろデビューが叶った事の喜びを感じることができます。
「さぁ、ここからやってやるぞ」とでもいうようなポジティブな空気感でしょう。
前述の解釈に基づけば、この芸能界という舞台で戦っていこう。
そういう煌めきに満ちた決意表明が最初のサビでは描かれているものと考察できます。
魂で生きていく…
ショウビジネスの運命
いろんな物ただ作られて
心もなく捨てられてく街
出典: SUNRISE日本/作詞:F&T 作曲:馬飼野康二
次々とデビューしては誰かがこの世界を去り、誰かがブレイクする度に誰かが消えた人になっていく。
芸能界は「作られる」「捨てられる」という表現が最もしっくりくる業界なのかもしれません。
仮に嵐が活動を休止したとしても、今の嵐が急に芸能界から消える事はまずありえないでしょう。
ですがこの時点での彼らにそんな事わかる訳が無いのですから…。
それを踏まえて、次の歌詞です。