間違って/間違って/間違って重ねた
あたり散らした傷を
間違って/間違って/間違って束ねて
解けなくて、かき乱した

出典: あまりにも素敵な夜だから/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

人は誰でも、必ず間違いを犯す生き物です。

主人公も間違えまくって、それでもどうにかして傷だらけになりながら生きてきました。

要するに、何度も間違いを積み重ねながら生きているのです。

今までも今現在も、そしてこれからだってそうでしょう。

主人公はこれまでのことを振り返りながら、自分が失敗して悩みながら生きてきたことを悟ります。

しかし、傷だらけでも今こうして生きているのは、先程登場した試行錯誤の賜物ではないでしょうか。

素敵な夜の続き

あまりにも素敵な夜だから
他に何もいらなくなって
あたりまえじゃない「今」だけは
No, No, No, Don’t need to go back
このまま、踊り果てるよ

出典: あまりにも素敵な夜だから/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

「素敵な夜」が過ぎてしまって、主人公は少しブルーな気分です。

だからといって、「ああ終わってしまった」と考えて寂しくなるのは精神衛生上キツイでしょう。

それなら少し見方を変えて、こう考えれば良いのです。

今この瞬間が、「素敵な夜」の続きなのだと。

まだあの楽しかったひと時が続いていると思えば、少し気分も明るくなりませんか?

昨夜は踊り明かしていたのですから、今も踊っていて良いのです。

後ろを振り向かず、今は今を楽しく過ごしましょう。

主人公はそうやって、土曜日の朝を前向きに考えたようです。

失敗は成功の基

有名なことわざに、「失敗は成功の基」というものがあります。

「今失敗しても、それが今後の成功につながる」という意味です。

2番の歌詞は、まさにその言葉を体現した歌詞といえるでしょう。

間違ってしまい失敗しても、それが成功に変わる時はいつかやってきます。

ぬるま湯のような5時間

“Time’s up”
9-5pm
ぬるま湯みたいなHigh Five

どうした?
私はまだ
こんなとこで終われない

出典: あまりにも素敵な夜だから/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

2行目は、きっと「素敵な夜で」踊り明かしていた間の5時間でしょう。

過ぎてしまった今となっては、既に時間切れです。

しかも公園で寝ていたので「やってしまった!」という気分かもしれません。

こうやって、人は失敗してしまいます。

ですが、主人公は失敗を失敗で終わらせる気は全くありませんでした。

絶対に成功につなげてみせるという気概を感じさせる歌詞です。

間違いが成功になる時

間違って/間違って/間違って重ねた
あきれるぐらいの “Miss”も

間違った/間違った/間違った見方で
いつのまにか“様”になって

出典: あまりにも素敵な夜だから/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平

人は自分でもきっとあきれるほど間違いまくるのでしょう。

よく仕事などで「何度も同じミスをしなければ良い」ともいわれますが、実はそれもかなり難しいこと。

数えきれないくらい間違って失敗することは、別におかしいことではないのです。

大事なのはそこで終わらず、試行錯誤することなのでしょう。

試行錯誤した果てに、だんだんと成功の背中が見えてきます。

間違えるのが様になってきた頃、人はようやく成功するのかもしれませんね。

自分らしく生きよう

瞬きほどの命だから
怯えてるのつまんなくなって
過ち恥じる暇あるなら
No, No, No, Don’t waste your time
ありのままで足掻いて

出典: あまりにも素敵な夜だから/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平