真っすぐ頑張る人たちの物語
美しい歌声とキャッチーなメロディで魅了
夢中になって何かに取り組む人の眼差しは、キラキラと輝いて素敵です。
2019年5月22日に発売されたみゆはんの「エチュード」は、真っすぐに頑張る人たちを描く内容。
透き通った印象的な歌声とキャッチーなメロディが、温かいメッセージを届けてくれます。
一度聴いたら忘れられないほどのインパクトですよ。
「エチュード」はアニメ「八月のシンデレラナイン」の主題歌として起用されています。
アニメ内ではみゆはん自身も登場人物の声優として出演。
アニメ「八月のシンデレラナイン」って?
人気スマホゲームアプリをアニメ化した「八月のシンデレラナイン」。
女子野球をテーマにした作品です。
一度夢を諦めた少女が学校に女子野球部を立ち上げ、甲子園を目指すというストーリーになっています。
原作のゲームアプリでは、ケガにより夢を諦めた少年が主人公として監督を務めるようです。
アニメにこの男性主人公の姿はなく、女性の登場人物のみで物語を展開していきます。
不可能を可能にしようとする姿勢は、「自分も何かにチャレンジしたい!」という気持ちを奮い立たせてくれるでしょう。
登場人物は誰もが悩みを抱えながらも、自分らしく輝こうとしています。
「青春」そのものといえるでしょう。
それでは歌詞の解説へと移ります!
「君」が心に与えた影響
まずは楽曲に登場する2人の人物の絆が歌われています。
どのように2人が関わり、心が打ち解けていったのか見てみましょう。
「好き」という真っすぐな感情
その眼差しが好きだよ
胸の奥まで真っ直ぐ届くから
出典: エチュード/作詞:菅波栄純 作曲:菅波栄純
「君」の言葉が翼を与えた
「心に嘘をついてまで
大人にならなくちゃいけないの?
夢をあきらめないで」
この背中 翼が生えた気がしたよ
出典: エチュード/作詞:菅波栄純 作曲:菅波栄純
ここでいう「大人」は妥協とか諦めのニュアンスに読み取れますね。
小さな頃は心のままに夢を語ることができました。
でも、様々な壁にぶつかるたび、世間を気にするたび、夢は変わっていきます…。
現実的で失敗の少ない目標。
社会から適切といわれる枠の中での活動。
こうした夢の持ち方は、自分の好奇心に制限をかけているともいえるのではないでしょうか?
「」内の発言は、自分自身の可能性を諦めてしまった人への言葉だと思います。
周りに不可能といわれながらも甲子園を目指す「八月のシンデレラナイン」の内容なのかもしれませんね。
そしてこの言葉がけは自由に羽ばたく「翼」を与えました。
心が一気に軽くなった印象を受けます。
ちなみに「翼」がアニメの登場人物の名前であるのもポイントです。
誰の声?
呼ぶ声がする
他に何も聞こえない
出典: エチュード/作詞:菅波栄純 作曲:菅波栄純
これは試合中の掛け声のことだと思います。
どんな時も前向きな掛け声で心を突き動かしてくれる…。
「君」が主人公に与える影響を表現しているのではないでしょうか?