バラエティー豊かなアルバム曲が満載
「やさしいキスをして」と同じく、ドラマ「救命病棟24時」の主題歌になった「朝がまた来る」が収録されたアルバムです。
「朝がまた来る」ももちろん素晴らしいですが、そのカップリング曲「三日月」もおすすめです。
ちなみに「三日月」はドラマ「救命病棟24時」の挿入歌となりました。
シンプルなメロディーが切なさを倍増させるラブソングの名曲です。
このアルバムもシングル曲は少なくほとんどがアルバム曲となっています。
ドリカムのミリオンセールスは1989年「LOVE GOES ON」からスタートしました。
それから1999年の「the Monster」まで10年に渡りミリオンセールスを記録します。
DREAMS COME TRUEはまさに90年代を象徴するアーティストと言えるでしょう。
第6位「DELICIOUS」
「サンキュ.」収録・モンキーガールシリーズがスタート!
「DELICIOUS」に収録されている「サンキュ.」は1995年に発売されたシングルです、
このシングルは阪神淡路大震災のチャリティーのために発売された楽曲です。
「サンキュ.」の歌詞は、被災された方に寄り添う素晴らしい歌詞となっています。
人の存在に対する感謝を歌った名曲です。
第8位「DIAMOND15」でも少し触れましたが、ドリカムのアルバムには連続性があります。
それを代表するのが「モンキーガール」シリーズです。
本作「DELICIOUS」が記念すべきモンキーガールシリーズのスタートとなりました。
第5位「LOVE GOES ON・・・」
大ヒット曲とアルバム曲のコンビネーション
このアルバムには「うれしい!たのしい!大好き!」「未来予想図Ⅱ」が収録されています。
この2曲は言わずと知れたビッグタイトルです。
ファンのみならず、聴く人すべての心にダイレクトに響きます。
「うれしはずかし朝帰り」と「うれしい!たのしい!大好き!」は同じシングルに収録されています。
個人的に、この2曲の間に物語性を感じます。
「うれしい!たのしい!大好き!」では人を好きになる事の喜びが開放的かつ伸びやかに表現されています。
そんな感情の高まりから少し冷静になった時、ちょっぴりはずかしくて、でもやっぱり嬉しい。
等身大に描かれた恋愛が微笑ましく感じられます。
第4位「LOVE UNLIMITED ∞」
無限大の愛の表現
このアルバムの中心となるのはやはり「LOVE LOVE LOVE」です。
数々のメガヒット曲を送り出してきたドリカム史上、最も売れたシングルです。
J-POP史に輝く、ラブソングの代名詞と言っても過言ではありません。
アルバムタイトル「LOVE UNLIMITED∞」も納得のネーミングです。
「LOVE LOVE LOVE」の存在感に圧倒されますが、その他の収録曲にも名曲が揃っています。
第6位「DELICIOUS」からモンキーガールシリーズが受け継がれている点にも注目です。
中でも「家へ帰ろ」は切なく温かい歌詞が魅力のおすすめの一曲です。
「家へ帰ろ」の切なさが、様々な形で愛が描かれた本作に深みを与えています。
第3位「MILLION KISSES」
バランスの良い粒ぞろい
このアルバム以外にも、3人が映るジャケットを見て「あれ?」と思った方もいるかも知れません。
現在ドリカムのメンバーは吉田美和と中村正人の二人編成ですが、2002年までは三人編成で活動していました。
以前共に活動していたキーボードの西川隆宏は2002年に脱退しています。
ロンドンで撮影されたこのジャケットは、3人の飾らない穏やかな笑顔がとても素敵です。
「MILLION KISSES」は全体を通してバランスのいいアルバムと言えます。
様々な雰囲気の楽曲が収録されているにも関わらず、ばらつき感がありません。
そんな絶妙な選曲の中、イチ押しは「あなたにサラダ」です。
この曲はとにかく可愛い、の一言。
健気な女の子の日常が手に取るように伝わり、温かい気持ちになれるおすすめのナンバーです。